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Wizard of Diaster : Material  作者:
情報領域『β』
7/9

人物:『イル・ドゥ=テヴィエス』



――Mahek(閲覧) seure(権限) di() las() dour() leged(しま)-riht()





―― Finiteus(確認) confiosis.(完了。) Dour(閲覧可) lavel(能領域)-"β(『β』)".





――――"Akashic(【叡智星魔) Records(教典】)" aperton.(、開帳)――――




◆イル・ドゥ=テヴィエス



 身長:139センチ

 年齢:10


 一人称:『イル(自分の名前呼び)』、光の巫女として話す場合は『あたし』

 二人称:あなた。



 属性:善/守護



◆人物像



 1.霊獣国テヴィエスに暮らす十歳の少女。肩口まで伸ばされた黒髪に茶色の目。一見すると、どこにでも居そうな平凡な少女である。

 非常に心優しい性格をしており、常に他者を純粋に思い遣っている。また他者を傷付けることを是としない。

 ただひたすらに眩い、『守りたい』という祈りを、彼女は生まれながらに持っている。




 2.彼女の正体は、霊獣国テヴィエスにおける最高存在『光の巫女』、その当代である。【輝煌の獣宝】により次代の巫女として選定された彼女は、齢(とお)という幼い年齢であるにもかかわらず、巫女としてその座につく。



 ――それは、あまりに小さな背中に背負わせるには、大きすぎた重圧。


 けれど、今の彼女は――

 もう、前を向いている。




◆異能



【霊臨/輝煌招来きこうしょうらい光獣麒麟こうじゅうきりん



 霊獣国テヴィエスに伝わる【獣宝】がひとつ、【輝煌の獣宝】の霊臨。

 その霊臨により召喚される霊獣の名は、『麒麟』。



 そも、霊臨とはなにか。

"『霊』獣を降『臨』させる"。

 ただの概念にすぎないはずの『霊獣』を、カタチある存在モノとして、この世に顕現させる。それが『霊臨』である。

【獣宝】そのものが持つ特性と、契約者の心象いのりが合わさった時――その心象タマシイ祈祷詩オラトリオとして紡ぎ、この世界にがいねんをカタチとして顕現させるのだ。

 霊臨は、魔術とは異なる異能体系であることを、ここに明記しておく。



 そして【輝煌の獣宝】とその契約者が顕わす理とは、『守る』というコトに特化したものである。

『光の巫女』は、守る者ゆえに。

『輝煌の霊獣・麒麟』は、守る存在ゆえに。

 彼女達は、他者をおかさない。



 すなわち、"絶対的な防御"、そして"絶対に他者を殺さない攻撃"――それこそが、光の巫女と獣が謳う、魂の理――霊臨である。



 発動時に祈祷詩オラトリオとして紡いだ時点で理は既に顕現しており、あとは発動者の任意で異能を発動することができる。

 しかし、留意すべき点は、どの場合においても霊臨の発動時間は最大で五分が限界である。





 ◆結ばれた縁。



・フィエナクス・ヴィオレ

 親愛。彼女にとって誰よりも愛している家族。たとえ血が繋がらなくとも、その絆は固く、決して偽物ニセモノなどではない。

 少女が持つ眩い光の祈りは、はじめにフィエナにこそ、向けられたモノなのだから。



・カタストラス・ヘプター

 恐怖。少女にとって消えぬ感情を刻み込まれた存在。

 そして、彼女を『光の巫女』として新生させるに必要不可欠だった存在である。  彼女が自覚しているかどうかは定かではないが――これは、変えられぬ事実だ。



 ・シオン・ミルファク

  親愛、憧れ。或いは――。イルの背中を押した少年。シオンが持つ優しさが、記憶を失ったイルに前を向くキッカケを与えた。



 ――彼女の物語は終わりを告げた。『光の巫女』として新生した彼女は、少年と誓いを交わす。

 縁は此処に結ばれた。

 その誓いは、いずれ、何処かの物語にて。




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『Wizard of Diaster』
"――星空《ソラ》の下、運命は廻り出す"
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