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伝説の鞘、貰いました。  作者: 平永 望楽
5/14

第5話 質問すらも、ダメでした。

伝説の鞘、もらいました。

を閲覧いただき、ありがとうございます!

こほん。と、サミレが小さく咳払いをした後、エクスキャリバーの防御魔法についての説明を始めた。

「神話に出てくるエクスキャリバーは、あらゆる悪意のある魔法を反射する効果があると言われています。つまり、相手がどんな魔法を撃ったところでその魔法に悪意があれば反射されるのです。この能力がエクスキャリバーが最強の聖剣と呼ばれる理由ですね。つまり、エクスキャリバーの長所は驚くべき攻撃力でもありますが、1番の長所はその能力。魔法反射ですね。」

「質問いい?」

「駄目です。」

「駄目なの!?」

「全く。最後まで話を聞いてくださいよ。貴方が質問したいことは何故魔法反射の能力があるのに王宮で拘束魔法のナフセルスに掛かったのか。ですね?」

さすが。幼女でも殲滅隊副隊長。聞きたいことがわかってる。

こくりと頷く俺を見て少し呆れ気味に話し出す

「答えは簡単ですよ。貴方がまだ防御魔法を得ていないからです。魔法剣士とゆうものは大きく分けて二つに別れます。一つは自らの魔法を用いて戦う自魔剣士。そしてもう一つが元から聖剣や武器に備わっている特殊魔法を自らの魔法で強化し戦う源張剣士の2つです。エクスキャリバーは伝説どうりの能力を持っていますので源張剣士の方が圧倒的に強いのです。鞘には能力があるのでランスの攻撃を防御できましたが、ナフセルスが鞘以外にしか効果が出なかったのはそうゆう事ですね。」

なるほどなるほど。

「つまりこれから俺はエクスキャリバーの能力を拡大して俺自身にもその能力が付与できるように修行するわけですな。」

「ほう。理解出来ていない前提で言ったのですが、童貞にしては理解が早いようですね。」

「お前、童貞をすぐ引き合いに出すのやめろよ...いいか?童貞はな、賢者なんだよ。賢者が頭が良いのは当たり前だろ?」

そんな事をぼやいてる俺の近くをひと組のカップルが通りすぎる。

「今日はどこ行こうか?」

「行きたいとこある?」

「うーん、そうだな。」

恋愛か。向こうじゃ、俺には全く無縁だったからな。

「.......。」

サミレが少し羨ましそうにみつめている

「サミレは王都に彼氏とかいたのか?」

「いますよ。背の高くて、とても優しい。ゾハルとゆう人が。」

意外だな。彼氏とかいるのか。

「ゾハル、募集中。」

「......。」

触れないでおこう。

そんな事を考えているとさっきのカップルの声がまた聞こえてきた。

「あ、行きたい場所あった!」

「何?どこ?」

「君の家...かな...なんてね!」

「やだ〜も〜❤️」

「「死ねぇぇぇぇぇぇっ!」」

初めて俺とサミレの声がハモった。




「こ、ここは人が居るので練習には向いていません!他のところに向かいましょう!」

「そ、そうだな!危ないもんな!練習するの防御魔法だけど、誰かが見えなくて防御魔法にぶつかっちゃうかもしれないからな!」

今すぐにでもこの場を離れようとものすごい速さで早歩きして居る俺たちをよそにある会話が聞こえてくる

「あそこの赤ミカンのタルト、すごい美味しかったよ!絶対食べた方がいいよ!」

「え!本当!食べいこ!」

サミレの動きがピタっ。と止まった。

「....食べたいんですか?」

「....はい。」

「女子かお前は!」

「女子ですよ!!いつから男認定されてたんですか!?」

とか言いつつ、店に着いたわけですが。

「めっちゃ混んでますけど。」

「仕方ない...任せてください。」

サミレが少し自信ありげに店に入っていく。そして人混みの中で大きなサミレの声が聞こえた。

「殲滅隊の優遇特権において、我に赤ミカンのタルトを2つください!」

職権乱用ですよ。サミレさん。

「やったぁ!おいしそう!」

店からるんるんで出てきたサミレを連れ、公園で食べることにした。

「はい!どうぞ!」

俺の分まで買ってきてくれたらしい。

「お!うまいな!」

「美味しいです!実に美味しいです!」

目を輝かせて居るサミレを見て思う。

「どちらかとゆうと犬猫の可愛いなんだよな...」

「?」

「なんでもないです。」

食べ終わって余韻に浸るなか、サミレが話し出す

「さ、座学も終わりましたし、明日から実践的な修行を始めますよ!」

こうして、一日目が終わった。

伝説の鞘、貰いました。

を閲覧いただき、ありがとうございました!

感想やアドバイスを頂けると嬉しいです!

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