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伝説の鞘、貰いました。  作者: 平永 望楽
11/14

第11話 煮豚作戦、決まりました。

伝説の鞘、貰いました。十一話




俺が発動させた【鍋の蓋】は全ての虫を囲い込んだ!


キィィィィィィィィィィィン!!


サミレの《咲氷千刃》が発動し、ほとんどの虫が引き裂かれた!

「やはり少し残ってしまいました!」

悔しそうに叫ぶサミレに俺は話す

「エクスキャリバーは!【鍋の蓋】は!悪意ある魔法を全て反射する!」

「「!!」」

やっと2人とも俺の作戦に気づいたようだ。

「サミレが放った《咲氷千刃》を反射し、再び残った虫にぶつける!名付けて煮豚作戦だ!」

「ネーミングセンス以外は素晴らしい!」


キィィィィィィィィィン!!


俺の思惑通り、反射して《咲氷千刃》が再び発動し、残りの虫も八つ裂きになった。


虫の死骸が転がるなか

「ようやく。終わりましたの。」

ムロが一息ついたように話す。

「なかなか手強い相手でしたが、全員の力を合わせて攻略できましたね。」

「そうだな、サミレ。お前が今うつ伏せでぶっ倒れてなかったら多分かっこよかったぞ。」

俺の一言にサミレが反応する前に俺が気になってた事を聞く。

「これさ、どうやって帰んの?」

来るときは飛び降りたし、この虫しかいなかったからどうにかできたけど、帰る時どうすんの?

「簡単です。予定では、ムロさんは自分で、サヤダは私の浮遊魔法で一緒に帰る予定だっですが、私はこのとうり、MPがゼロで動けない上にムロさんも狩魂憤怒の影響でまだ動けませんから、サヤダが2人背負ってください。」

「無理だろ!?」



結局、途中まで俺がサミレとムロを背負って登り、途中から体力の回復したムロに俺とサミレが乗っかって登った。


「おかえりなさい!ゆっくりしてね!」

シナムの村では宿屋の女将さんがそう言って、部屋へ案内してくれた。


「むぅふぅわぁぁぁぁ。MPを全て使い切ったので疲れてしまいました。私は報告会まで寝るので報告会が始まる前に起こしてください。」

そう言ってから5秒もたたないうちに、サミレは眠りについた。よほど疲れたのだろう。

俺はエクスキャリバーの影響で少ないMPで【鍋の蓋】が出せるからMPが切れるなんて事はそうそう無いから大丈夫だったけど...

部屋で少し休んでいると、ドアにノックがあった。

「失礼します!ご報告に上がりました。」

「うむ。入れ。」

どうやらシナムの村の青年のようだ。

報告の内容は大体、

・普段は大人しいモンスターも群れの 中にいたが、とても攻撃的だった。

・あるとき突然、群れが攻撃をやめてそれぞれ別の方向へ向かっていなくなっていった。

こんな感じだった。


ムロが寝ているサミレに気を配ったのか、俺に小声で俺に話しかけてきた。

「サヤダ殿。今回の件。やはりあの虫が超音波魔法で操っていたとみて間違いいないじゃろうか。」

「ああ。俺もあの報告を聞いて確信した。間違いないと思う。」

「じゃが、不可解じゃの。」

「何が?」

「サヤダ殿は知らんのかの?超音波魔法は唯一の洗脳効果のある魔法。洗脳効果のある魔法は固く禁忌とされておる。そして超音波魔法はとある魔剣にしか使えないはずなのじゃ。だがあの魔法は明らかに超音波魔法じゃった。」

「自然じゃ、ありえないと?」

「そうゆう事じゃ。つまりこの群れは誰かが意図的に魔剣を用いてその能力を虫に付与し、起こした事件とゆう事じゃ。」

つまり、これは事故じゃなくて誰かが引き起こしたこと。黒幕がいるのだ。


難しいことはよくわかんねえや!


そんなことを話していると、ドアに再びノックが来た。

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