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こう見えて強いんです!  作者: レイチェルだワン
3/6

Ⅱ, 痛い、熱い、苦しい、の三連コンボ。


酷い熱さと雨の音で目が覚める



(ここは…どこだ………)


それよりも信じられないくらい頭が痛い。それに熱い…………



冗談抜きで死にそうだ。


体も言うことを聞いてくれない…………



また、意識が遠のく







「………、!…坊や………大丈夫かい?………体が冷えきってるじゃないか。ほら、私のローブの中へお入り…」







とても、暖かい声だった。











(熱い………)



またも熱くて目が覚めた。


ここはどこだ…?

ベッドの天幕が見える


てか、その前に熱い!苦しい!

頭もガンガンと痛む…


だが今度は体が言うことを聞いてくれた。

苦しくてジタバタと暴れてみる


(熱い!苦しい…!、誰かっ…)

ゲホッゲホッ…!


叫ぼうとしたら喉が焼けるように痛む。


(うぇ…血の味がする…)


喉が切れてるみたいだ…



少しの間もぞもぞと動いていると

ドアの開く音がした。




「おっ、起きたのか?ってあーあー!…これ!動くんじゃない!」


出てきたのは赤く緩くウェーブした膝位まである長い髪の毛の綺麗なお姉さんだ。


「まだまだ体調が悪いのだ。じっとしておれ」

と優しく頭を撫でてくれる。



だが、綺麗なお姉さんに頭を撫でられても苦しいものは苦しいのだ。


こちらはジタバタとするしか出来ない。



「…あ〜、こらこら!動くでない〜!…ったく、しょうがない……ルミネルに任せようと思っとったが、仕方ない………」


そういい、手をこちらにかざす。

《ヒール》


その瞬間空気が震えた。

そして、そのかざされた手から光が溢れ、暖かい何かが僕を包むのがわかった


すると、ゆっくりと少しずつだが、着々と体が楽になっていく


全回復…とまでは行かないが頭痛がだいぶマシに、暑さも正常に戻りつつあった。



(な、何が起こったんだ…!?)



訳がわからなかった。だが、ヒールと確かにそう言った。だから、そういう事なのだろう。


うん。わからん…



「…ふぅ。坊や、私は回復魔法は苦手なのだ…これで勘弁しておくれ、」

と、お姉さんが言い、おでこにキスしてくれた。


魔法と、確かに言った。


(どういう事なんだ…?)


だが、それを考える暇もなく睡魔が襲ってき、意識を失うように眠りに落ちた。






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