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MIRACUL  作者: cancer
1/1

学園生活

どうも~

今回は日常なので長くなるけど一話に抑えたい!

と言うことではしょりまくったんですが、

長いですね、はい


まあ、今回は皆さんにキャラを忘れないでもらうために、多分全キャラ出してあると思います。

それでは、どうぞ!

-学園生活-

入学試験から、1ヶ月。

結城ゆうきいちご、そして椿つばきは屋上にいた。

椿とは、始め椿自身が親友、と言ってきた宣言どうりあの後も同じ感じで話しかけてきて、つるむようになった。

始め、苺は怖がっていたが、今はもう普通に接することが出来るようになっている。

他の生徒はと言うと、しばらくは始めと同じ感じで接してきたが、1ヶ月たって慣れたのか、普通に接することが出来るようになっている。

まあ、なんで屋上にみんないるのかと言うと、


「は、はい、結城君これ、お弁当」


「おう! 毎日ありがとうな、苺」


「い、いや大丈夫だから」


「でも、毎日毎日大変じゃないか?」


「ううん、一人分作るのと変わらないし、それに、私が作りたくて作ってるものだから」


「そうか、本当にありがとうな」


「おうおう、毎日毎日見せ付けてくれちゃって」


「? なにがだ?」


「つ、椿くん!」


まあこんな感じで、最近は毎日昼ごはんを一緒に食べ、結城は苺の手作り弁当をもらっている訳である。

え? うらやましいって? 俺もです。



「そういや、今日は買えたんだな、カツサンド」


「ああ、倍率高いから今日は授業の途中で抜けだして買ってきたぜ」


昨日のリベンジだ! と言う椿に対し、


「お前、トイレとか言って抜け出したのはそのためかよ・・・」


どんだけカツサンド食いたかったんだよ・・・と思う結城、

その隣で、苺も微妙な表情をしていた。


「ん? なんだよこっち見て、俺は男を食うような趣味はねえぞ?」


「俺もねえよ!」


たく、油断もすきも無い・・・

と、横を見ると、潤んだような、絶望したような表情で、


「ゆ、結城君?」


ああ、苺、俺をそんな目で見ないでくれ・・・


「て、お前もかよ! もう良いよ、早く食べよう・・・」


「苺ちゃん、あいつ今認めたよ」


コソコソ・・・


「つ、椿さん、私どうしたら・・・」


ボソボソ・・・


「ったくお前らも息が合ってきたな! うれしい限りだよ! ほんと!」


こんな感じで、結城たちのお昼は過ぎていった。













教室に戻る途中、


「俺はトイレよってから戻るから、先戻っといてくれ」


そう言って二人と別れ、トイレを済ました後、教室に戻る途中、


「ふう、すっきりしたな・・・」


結城さん~


「あいつらもう教室着いてるかな?」


結城さん~結城さん~


「あ~あ~ 何も聞こえな~い~」


「結城さん~ふ~」


「うわあ!」


耳に良き吹きかけられた! なんなんだ!


「初々しい反応ですねぇ~」

(ニヤニヤ)


「先輩、ニヤニヤしないで下さい、イラつきます」


「結城さんってぇ~もしかして童貞ですかぁ~?」


どどどどど、童貞ちゃうわ!

こほん、


「な、何を言ってるんです? 先輩、何か根拠はあるんですか?」


そう言うと、ニヤニヤしながら先輩は、


「顔が童貞って顔してますねぇ~」


「顔が童貞!? そ、そんな・・・て、そんなわけ無いじゃないですか!」


「今本気で焦ってましたよねぇ~」

(ニヤニヤ)


く、この人は・・・

今、俺をからかってきたどうしようもない人、


「どうしようもない人ってぇ~酷くないですかぁ~」


「もう慣れましたよ、はい。 人間の順応能力の高さに驚きです。」


まあ、この人はこれでもこの学園の副会長をやっている、成宮なるみや 神奈かなと言う。


神奈かなちゃん? ああ、結城君か」


そう言って先輩の後ろからマントをはためかせてやってきたのは、


睦月むつき会長、お久しぶりです」


「久しいな、結城君。 今宵も月が綺麗そうだ・・・」

(ッフ、決まった)


「会長、今日の夜は雨雲接近で、大雨が降るらしいですよ」


らんちゃん!?」


この漫才みたいな事をしてるのは、この学園の会長、日之本ひのもと 睦月むつきと、書記の陣内じんない らんである。


「生徒会メンバー勢ぞろいですね、何かあるんですか?」


「いやな、我はこの楽園の王であるから、国民の「会長、あなたKYなんですか?」ハイ、スイマセンデシタ。」


「では改めまして、私から、会長が言いたかったのは、俺はこの学園の会長だから、生徒みんなの生活をよりよくするために、生徒会で会議を行う。 と言う事だと思います。」


「さすが蘭ちゃん! 分かってて遮るなんて、・・・もしかしてツンデレ?」


はあ~ と、ため息をつくと蘭先輩は、聖母のような笑みを浮かべ、


「会長? それ本気で言ってるんですか? 本気だったら殺します。 本気じゃなかったら、・・・後で殺します。」


「蘭ちゃん!? 俺の救われる道は!?」


「救いですか・・・・それっておいしいんですか?」


「ごめんなさい、ほんとにごめんなさい、マジですいませんでしたぁ!」


「まあ、それはさておいて、」


さておける、話だったんだ・・・・


「加奈さん、あなたが一人でどっか行くから、会議が遅れてしまったじゃありませんか。」


「でもぉ~結城さんを見かけたからぁ~からかいに行くしかないじゃないですかぁ~」


「あんたそれでも副会長か!? 俺を見つけたからからかうってどんだけたち悪いんだよ・・・」


「あらあら~私はただ、困っている生徒を見つけたからぁ~副会長として相談に乗っていただけですよぉ~」


「先輩、いつ俺が困ってるって言いましたか?」


「言わなくてもぉ~顔に童貞卒業できなくて困ってるってぇ~書いてありましたよぉ~」


「そのネタまだ引っ張るんですか!?」


「結城さんは、童貞ですか・・・ふむ」


「ふむ、じゃねーよ! 蘭先輩までなに言ってるんですか!」


「結城君! 童貞だって平気だよ?」


「睦月会長は何哀れみに満ちた顔でこっち見てるんですか!」


ああ、もう頭痛い・・・


「ちなみに、会長も童貞です。 仲間が増えてよかったですね?」


「「どどどど、童貞ちゃうわ!」」


て、なんで童貞だって知ってんだよ、蘭先輩は・・・

と、そこで、


「おっと、そろそろ時間だな、会議に行くぞ、生徒会諸君!」


「はい。」


「え~もう行くんですかぁ~? まだからかい足りないのに~」


あなたは、さっさとってください。


「それじゃあな、結城君! また会おう!」


そう言って、生徒会メンバーは嵐のように去って行った。

ほんとに疲れた・・・トイレ行くだけだったのに、こんなに疲れるとは。

・・・・・教室戻ろう。












いつもどうりの授業を受け帰り支度をしていると、


(あれ? お守りどこやったっけ?)


そうして、結城がお守りを探していると、


「結城、一緒に帰ろうぜ」


と、椿が話しかけてきた。


「あ~ と、俺やることあるから、先帰っといてくれ」


「そうか? それじゃあ帰るわ、じゃあな」


「ああ、じゃあな」


そうして椿は帰っていった。

さて、


(無くしたって言ったら、鈴華すずかも怒るだろうし、探しますか)


そう言って、結城のお守り探しは始まった。












-1時間後-

ぜんぜん見つからない・・・


(これだけ探しても無いってことは、この教室内には無いよな・・・)


それじゃあ、外か、と思い教室から出ると、


「あれ? 苺? どうしたの?」


「あ、あの、教室での結城君の様子がおかしかったから、気になって見に来たんだけど・・・」


俺そんな不振な態度とってたか?

まあ、いいや


「ああ、落し物を探してるんだ」


「おとしもの?」


「そう、結構大事なものなんだけど、どこかに落としちゃったみたいでさ」


そう言って、肩をすくめると、


「私も手伝うよ、落し物探し」


「いいよ、苺の手間になるだろ?」


そう言うと苺は、


「困ったときはお互い様だよ、結城君。」


そう言って笑みを浮かべた。

一人で探しても見つからなかったんだ、苺が手伝ってくれるって言ってるんだから、手伝ってもらうか。


「それじゃあ、お願いできるか?」


「う、うん、まかせて!」


「と、言っても、もう教室内は絶対に無いから、後はどこを探せば」


「とりあえず、落し物が無いか、職員室に行ってみようよ」


職員室か・・・


「そうだな、じゃあ職員室行くか。」











-職員室-

「おう、こんな時間にどうしたお前ら? デートか? ノロケなら聞かんぞ?」


「デートじゃありませんよ、苺も顔赤くすんなよ・・・」


「じゃあこんな時間に何の用だよ? たくめんどくせーな」


この教師らしからぬ発言をしているのが、われらがGクラスの担任である、水原みなはら 義貴よしきである。


「あ、あの 落し物なんですけど・・・」


「落としもの~?」


「はい、お守りなんですけど」


ちょっと待ってな~と言って奥に引っ込んだ義貴だったが、しばらくして


「あ~悪いな、お守りの落し物は無いらしい」


「そうですか・・・」


「まあ、そんな落ち込むなよ、今日行った場所でも探してみろ、もしかしたらあるかもしれないぞ?」


今日行った場所か・・・


「分かりました、探してみます、ありがとうございました。 それじゃあ行くか、苺」












-屋上-

屋上に来ては見たが、


「ここは無いかやっぱり」


「そ、そうだね」


あ、あれ? もしかして屋上に二人っきりっていい感じ? とか考え一人緊張する苺をよそに、


(まずいな、後はどこ行ったっけ・・・)


ゆっくり考えてると、

結城さん~


「っは!」


あわてて辺りを見回す。

ふう、ついに幻聴まで聞こえるようになったか。

隣の苺なんか驚いて固まっちゃってるぜ!

・・・・・・廊下行こう。












-廊下-

「苺~」


「な、なに?」


「そっちはあったか~?」


「ゴメン、見つからない・・・」


「そうか・・・」


探し始めてさらに1時間、未だに見つからず。


「ゆ、結城君、行った所ってもう無いの?」


「うん、もう無かった・・・・?」


なんか忘れてる気がするぞ、

何で俺は、この廊下に1人で来たんだっけ・・・


「トイレだ!」


「!? ど、どうしたの?」


と、驚く苺を置いて、


「苺、ちょっとここで待っててくれ!」


「あ、結城君~!」


・・・・行っちゃった。












-トイレ-

確かこの辺で・・・


「あった! あったぞ!」


本当にあった! と、ひとりで喜んでいると、


「なにトイレで一人はしゃいでるんだよ・・・」


と、横からさめた目線と、冷たい言葉が降りかかってきた。

誰だ? と思い横を見ると、


「・・・・・・誰だっけ?」


(イラ☆)

と、した顔で、


「冗談はそこまでにしてもらおうか、結城、わがライバルよ!」


「いきなりライバルとか言われても・・・あんた誰ですか?」


「まさか本気で!? これは・・・・ブツブツ・・・」


(いったいなんなんだよこいつは)


そう思っていると、


「俺は手的てまと 涼生りょうせい! お前のライバルだ!」


うわ~声でかいし、なんかうぜ~面倒くさいのに捕まったな・・・・ここは、


「うん、分かったから、手的君、俺急いでるからもう行くわ、じゃあな!」


そう言って、手的の横を走り抜けた。


「おい! 待て!」


と言う声が聞こえたが、


「待てと言われて、待つ馬鹿がいるか!」


そう言って、苺の待つ廊下まで走った。












-視点苺-

・・・・行っちゃった。


(はぁ、せっかく二人っきりだったのに・・・)


苺は結城の走り去っていった廊下を見ながら、そうつぶやいた。


苺は、最近二人っきりになれないな~とか考えつつ、二人っきりになるために策を練っていた。


(椿君たちが悪いわけじゃないんだけど、もっと二人っきりになりたいって言うか・・・)


そこで、苺が思いついたのは、

一緒に帰る、という初歩すぎる策だった。

そこで、何回も誘おうと思ったが、結城がいつも、椿たちと一緒に帰ってしまうので、諦めかけ、


(今日が無理だったら、諦めよう・・・)


と言うことを思っていた。

そして今日、誘おうと思ったら、いつもと違う様子の結城にきずき、今に至るのである。


(せっかく二人っきりになれたのに、一人で行っちゃうなんて・・・)


そんな事を考えていると、


(なんか腹が立ってきた)


何で私がこんなに緊張したりしてるのに、いつも結城君は普通にしてるし、

て、言うかなんで毎日お弁当とか作ってるのに、気づかないの!

そんな思いが募って、イライラしてる時に、


(あ、結城君が走ってきた、ここは一つ言ってやらないと!)


そう思う、苺であった。












お、苺発見、


「お~い 苺、見つかったぞ!」


そう言うと、


「そ、そうですか」


「ああ、ほんと見つかってよかったよ、ありがとうな苺」


「いえ、別に」


ん? 苺の態度が変だな、


「どうした? 苺」


「いや、別になんでもないですよ?」


「いや、なんでもないって事は・・・」


「そうですね、何かあるとしたら、それは結城君の方ですね」


俺? なんかしたか?

不思議そうな顔をしていると、苺はさらに不機嫌になったように、


「そうですよね、結城君は私なんかより、椿くんやみんなの方が大切ですもんね?」


「お、おい、苺」


「その上一緒に探させておきながら、私をおいてっちゃうんですもんね?」


「あ~それは俺が悪かった」


「しかも最近は、私より椿君とかといることが多いし」


「いや、それは、」


「どうせ、結城君は・・・」


「はい! ストップ!」


ちょっと大きな声を出し、苺の声を遮ると、


「確かに、最近は苺より、椿たちといることが多かったかもしれない、でもそれは、しょうがないことだろ?」


「しょうがないって、」


「まあ待て待て、」


そう言って、苺の声を遮ると、


「なら、これからは毎日一緒に帰らないか?」


すると少し苺は驚いたように、


「い、一緒にですか?」


「そうだ、それなら他のやつとも変わらないだろ?」


「そ、それは、二人でってことですか?」


と、心配そうに上目ずかいでこっちを見てきた。


「ああ、二人でだ」


そう言うと、苺は急に機嫌が直ったように、


「二人、二人っきり・・・」


と、つぶやいていた。


「あ、あの~苺さん?」


「は、はい!」


いつもどうりに驚く苺を見ながら、


「そろそろ帰ろうか?」


と言った。












「結局、結城君が探してたお守りって、なんだったんですか?」


帰りながらそう聞いてきた、苺に対し、


「ああ、これは幼馴染にもらったお守りだよ」


「幼馴染?」


「ああ、鈴華って言うんだけどさ、昔っから仲が良くてさ」


とか、話していると、


(なんかまた苺の機嫌が悪くなってきたような・・・)


「そうですか、その鈴華さんとやらにもらったお守りをずっと持ってると」


「ずっとて、言うかこっちに来るときにもらったから、こっちでは持ってると言うか、」


そんな感じでまた機嫌の悪くなった、苺をひたすらなだめながら帰る結城であった。

読んでいただき、ありがとうございました!

まあ、今回は長かったですが、大体これくらいで全部書ければ良いなって思いました。


最後にまだまだ、ぜんぜん下手な文章でしたが、

読んでいただき本当にありがとうございました。

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