学園生活
どうも~
今回は日常なので長くなるけど一話に抑えたい!
と言うことではしょりまくったんですが、
長いですね、はい
まあ、今回は皆さんにキャラを忘れないでもらうために、多分全キャラ出してあると思います。
それでは、どうぞ!
-学園生活-
入学試験から、1ヶ月。
結城と苺、そして椿は屋上にいた。
椿とは、始め椿自身が親友、と言ってきた宣言どうりあの後も同じ感じで話しかけてきて、つるむようになった。
始め、苺は怖がっていたが、今はもう普通に接することが出来るようになっている。
他の生徒はと言うと、しばらくは始めと同じ感じで接してきたが、1ヶ月たって慣れたのか、普通に接することが出来るようになっている。
まあ、なんで屋上にみんないるのかと言うと、
「は、はい、結城君これ、お弁当」
「おう! 毎日ありがとうな、苺」
「い、いや大丈夫だから」
「でも、毎日毎日大変じゃないか?」
「ううん、一人分作るのと変わらないし、それに、私が作りたくて作ってるものだから」
「そうか、本当にありがとうな」
「おうおう、毎日毎日見せ付けてくれちゃって」
「? なにがだ?」
「つ、椿くん!」
まあこんな感じで、最近は毎日昼ごはんを一緒に食べ、結城は苺の手作り弁当をもらっている訳である。
え? うらやましいって? 俺もです。
「そういや、今日は買えたんだな、カツサンド」
「ああ、倍率高いから今日は授業の途中で抜けだして買ってきたぜ」
昨日のリベンジだ! と言う椿に対し、
「お前、トイレとか言って抜け出したのはそのためかよ・・・」
どんだけカツサンド食いたかったんだよ・・・と思う結城、
その隣で、苺も微妙な表情をしていた。
「ん? なんだよこっち見て、俺は男を食うような趣味はねえぞ?」
「俺もねえよ!」
たく、油断もすきも無い・・・
と、横を見ると、潤んだような、絶望したような表情で、
「ゆ、結城君?」
ああ、苺、俺をそんな目で見ないでくれ・・・
「て、お前もかよ! もう良いよ、早く食べよう・・・」
「苺ちゃん、あいつ今認めたよ」
コソコソ・・・
「つ、椿さん、私どうしたら・・・」
ボソボソ・・・
「ったくお前らも息が合ってきたな! うれしい限りだよ! ほんと!」
こんな感じで、結城たちのお昼は過ぎていった。
教室に戻る途中、
「俺はトイレよってから戻るから、先戻っといてくれ」
そう言って二人と別れ、トイレを済ました後、教室に戻る途中、
「ふう、すっきりしたな・・・」
結城さん~
「あいつらもう教室着いてるかな?」
結城さん~結城さん~
「あ~あ~ 何も聞こえな~い~」
「結城さん~ふ~」
「うわあ!」
耳に良き吹きかけられた! なんなんだ!
「初々しい反応ですねぇ~」
(ニヤニヤ)
「先輩、ニヤニヤしないで下さい、イラつきます」
「結城さんってぇ~もしかして童貞ですかぁ~?」
どどどどど、童貞ちゃうわ!
こほん、
「な、何を言ってるんです? 先輩、何か根拠はあるんですか?」
そう言うと、ニヤニヤしながら先輩は、
「顔が童貞って顔してますねぇ~」
「顔が童貞!? そ、そんな・・・て、そんなわけ無いじゃないですか!」
「今本気で焦ってましたよねぇ~」
(ニヤニヤ)
く、この人は・・・
今、俺をからかってきたどうしようもない人、
「どうしようもない人ってぇ~酷くないですかぁ~」
「もう慣れましたよ、はい。 人間の順応能力の高さに驚きです。」
まあ、この人はこれでもこの学園の副会長をやっている、成宮 神奈と言う。
「神奈ちゃん? ああ、結城君か」
そう言って先輩の後ろからマントをはためかせてやってきたのは、
「睦月会長、お久しぶりです」
「久しいな、結城君。 今宵も月が綺麗そうだ・・・」
(ッフ、決まった)
「会長、今日の夜は雨雲接近で、大雨が降るらしいですよ」
「蘭ちゃん!?」
この漫才みたいな事をしてるのは、この学園の会長、日之本 睦月と、書記の陣内 蘭である。
「生徒会メンバー勢ぞろいですね、何かあるんですか?」
「いやな、我はこの楽園の王であるから、国民の「会長、あなたKYなんですか?」ハイ、スイマセンデシタ。」
「では改めまして、私から、会長が言いたかったのは、俺はこの学園の会長だから、生徒みんなの生活をよりよくするために、生徒会で会議を行う。 と言う事だと思います。」
「さすが蘭ちゃん! 分かってて遮るなんて、・・・もしかしてツンデレ?」
はあ~ と、ため息をつくと蘭先輩は、聖母のような笑みを浮かべ、
「会長? それ本気で言ってるんですか? 本気だったら殺します。 本気じゃなかったら、・・・後で殺します。」
「蘭ちゃん!? 俺の救われる道は!?」
「救いですか・・・・それっておいしいんですか?」
「ごめんなさい、ほんとにごめんなさい、マジですいませんでしたぁ!」
「まあ、それはさておいて、」
さておける、話だったんだ・・・・
「加奈さん、あなたが一人でどっか行くから、会議が遅れてしまったじゃありませんか。」
「でもぉ~結城さんを見かけたからぁ~からかいに行くしかないじゃないですかぁ~」
「あんたそれでも副会長か!? 俺を見つけたからからかうってどんだけたち悪いんだよ・・・」
「あらあら~私はただ、困っている生徒を見つけたからぁ~副会長として相談に乗っていただけですよぉ~」
「先輩、いつ俺が困ってるって言いましたか?」
「言わなくてもぉ~顔に童貞卒業できなくて困ってるってぇ~書いてありましたよぉ~」
「そのネタまだ引っ張るんですか!?」
「結城さんは、童貞ですか・・・ふむ」
「ふむ、じゃねーよ! 蘭先輩までなに言ってるんですか!」
「結城君! 童貞だって平気だよ?」
「睦月会長は何哀れみに満ちた顔でこっち見てるんですか!」
ああ、もう頭痛い・・・
「ちなみに、会長も童貞です。 仲間が増えてよかったですね?」
「「どどどど、童貞ちゃうわ!」」
て、なんで童貞だって知ってんだよ、蘭先輩は・・・
と、そこで、
「おっと、そろそろ時間だな、会議に行くぞ、生徒会諸君!」
「はい。」
「え~もう行くんですかぁ~? まだからかい足りないのに~」
あなたは、さっさと逝ってください。
「それじゃあな、結城君! また会おう!」
そう言って、生徒会メンバーは嵐のように去って行った。
ほんとに疲れた・・・トイレ行くだけだったのに、こんなに疲れるとは。
・・・・・教室戻ろう。
いつもどうりの授業を受け帰り支度をしていると、
(あれ? お守りどこやったっけ?)
そうして、結城がお守りを探していると、
「結城、一緒に帰ろうぜ」
と、椿が話しかけてきた。
「あ~ と、俺やることあるから、先帰っといてくれ」
「そうか? それじゃあ帰るわ、じゃあな」
「ああ、じゃあな」
そうして椿は帰っていった。
さて、
(無くしたって言ったら、鈴華も怒るだろうし、探しますか)
そう言って、結城のお守り探しは始まった。
-1時間後-
ぜんぜん見つからない・・・
(これだけ探しても無いってことは、この教室内には無いよな・・・)
それじゃあ、外か、と思い教室から出ると、
「あれ? 苺? どうしたの?」
「あ、あの、教室での結城君の様子がおかしかったから、気になって見に来たんだけど・・・」
俺そんな不振な態度とってたか?
まあ、いいや
「ああ、落し物を探してるんだ」
「おとしもの?」
「そう、結構大事なものなんだけど、どこかに落としちゃったみたいでさ」
そう言って、肩をすくめると、
「私も手伝うよ、落し物探し」
「いいよ、苺の手間になるだろ?」
そう言うと苺は、
「困ったときはお互い様だよ、結城君。」
そう言って笑みを浮かべた。
一人で探しても見つからなかったんだ、苺が手伝ってくれるって言ってるんだから、手伝ってもらうか。
「それじゃあ、お願いできるか?」
「う、うん、まかせて!」
「と、言っても、もう教室内は絶対に無いから、後はどこを探せば」
「とりあえず、落し物が無いか、職員室に行ってみようよ」
職員室か・・・
「そうだな、じゃあ職員室行くか。」
-職員室-
「おう、こんな時間にどうしたお前ら? デートか? ノロケなら聞かんぞ?」
「デートじゃありませんよ、苺も顔赤くすんなよ・・・」
「じゃあこんな時間に何の用だよ? たくめんどくせーな」
この教師らしからぬ発言をしているのが、われらがGクラスの担任である、水原 義貴である。
「あ、あの 落し物なんですけど・・・」
「落としもの~?」
「はい、お守りなんですけど」
ちょっと待ってな~と言って奥に引っ込んだ義貴だったが、しばらくして
「あ~悪いな、お守りの落し物は無いらしい」
「そうですか・・・」
「まあ、そんな落ち込むなよ、今日行った場所でも探してみろ、もしかしたらあるかもしれないぞ?」
今日行った場所か・・・
「分かりました、探してみます、ありがとうございました。 それじゃあ行くか、苺」
-屋上-
屋上に来ては見たが、
「ここは無いかやっぱり」
「そ、そうだね」
あ、あれ? もしかして屋上に二人っきりっていい感じ? とか考え一人緊張する苺をよそに、
(まずいな、後はどこ行ったっけ・・・)
ゆっくり考えてると、
結城さん~
「っは!」
あわてて辺りを見回す。
ふう、ついに幻聴まで聞こえるようになったか。
隣の苺なんか驚いて固まっちゃってるぜ!
・・・・・・廊下行こう。
-廊下-
「苺~」
「な、なに?」
「そっちはあったか~?」
「ゴメン、見つからない・・・」
「そうか・・・」
探し始めてさらに1時間、未だに見つからず。
「ゆ、結城君、行った所ってもう無いの?」
「うん、もう無かった・・・・?」
なんか忘れてる気がするぞ、
何で俺は、この廊下に1人で来たんだっけ・・・
「トイレだ!」
「!? ど、どうしたの?」
と、驚く苺を置いて、
「苺、ちょっとここで待っててくれ!」
「あ、結城君~!」
・・・・行っちゃった。
-トイレ-
確かこの辺で・・・
「あった! あったぞ!」
本当にあった! と、ひとりで喜んでいると、
「なにトイレで一人はしゃいでるんだよ・・・」
と、横からさめた目線と、冷たい言葉が降りかかってきた。
誰だ? と思い横を見ると、
「・・・・・・誰だっけ?」
(イラ☆)
と、した顔で、
「冗談はそこまでにしてもらおうか、結城、わがライバルよ!」
「いきなりライバルとか言われても・・・あんた誰ですか?」
「まさか本気で!? これは・・・・ブツブツ・・・」
(いったいなんなんだよこいつは)
そう思っていると、
「俺は手的 涼生! お前のライバルだ!」
うわ~声でかいし、なんかうぜ~面倒くさいのに捕まったな・・・・ここは、
「うん、分かったから、手的君、俺急いでるからもう行くわ、じゃあな!」
そう言って、手的の横を走り抜けた。
「おい! 待て!」
と言う声が聞こえたが、
「待てと言われて、待つ馬鹿がいるか!」
そう言って、苺の待つ廊下まで走った。
-視点苺-
・・・・行っちゃった。
(はぁ、せっかく二人っきりだったのに・・・)
苺は結城の走り去っていった廊下を見ながら、そうつぶやいた。
苺は、最近二人っきりになれないな~とか考えつつ、二人っきりになるために策を練っていた。
(椿君たちが悪いわけじゃないんだけど、もっと二人っきりになりたいって言うか・・・)
そこで、苺が思いついたのは、
一緒に帰る、という初歩すぎる策だった。
そこで、何回も誘おうと思ったが、結城がいつも、椿たちと一緒に帰ってしまうので、諦めかけ、
(今日が無理だったら、諦めよう・・・)
と言うことを思っていた。
そして今日、誘おうと思ったら、いつもと違う様子の結城にきずき、今に至るのである。
(せっかく二人っきりになれたのに、一人で行っちゃうなんて・・・)
そんな事を考えていると、
(なんか腹が立ってきた)
何で私がこんなに緊張したりしてるのに、いつも結城君は普通にしてるし、
て、言うかなんで毎日お弁当とか作ってるのに、気づかないの!
そんな思いが募って、イライラしてる時に、
(あ、結城君が走ってきた、ここは一つ言ってやらないと!)
そう思う、苺であった。
お、苺発見、
「お~い 苺、見つかったぞ!」
そう言うと、
「そ、そうですか」
「ああ、ほんと見つかってよかったよ、ありがとうな苺」
「いえ、別に」
ん? 苺の態度が変だな、
「どうした? 苺」
「いや、別になんでもないですよ?」
「いや、なんでもないって事は・・・」
「そうですね、何かあるとしたら、それは結城君の方ですね」
俺? なんかしたか?
不思議そうな顔をしていると、苺はさらに不機嫌になったように、
「そうですよね、結城君は私なんかより、椿くんやみんなの方が大切ですもんね?」
「お、おい、苺」
「その上一緒に探させておきながら、私をおいてっちゃうんですもんね?」
「あ~それは俺が悪かった」
「しかも最近は、私より椿君とかといることが多いし」
「いや、それは、」
「どうせ、結城君は・・・」
「はい! ストップ!」
ちょっと大きな声を出し、苺の声を遮ると、
「確かに、最近は苺より、椿たちといることが多かったかもしれない、でもそれは、しょうがないことだろ?」
「しょうがないって、」
「まあ待て待て、」
そう言って、苺の声を遮ると、
「なら、これからは毎日一緒に帰らないか?」
すると少し苺は驚いたように、
「い、一緒にですか?」
「そうだ、それなら他のやつとも変わらないだろ?」
「そ、それは、二人でってことですか?」
と、心配そうに上目ずかいでこっちを見てきた。
「ああ、二人でだ」
そう言うと、苺は急に機嫌が直ったように、
「二人、二人っきり・・・」
と、つぶやいていた。
「あ、あの~苺さん?」
「は、はい!」
いつもどうりに驚く苺を見ながら、
「そろそろ帰ろうか?」
と言った。
「結局、結城君が探してたお守りって、なんだったんですか?」
帰りながらそう聞いてきた、苺に対し、
「ああ、これは幼馴染にもらったお守りだよ」
「幼馴染?」
「ああ、鈴華って言うんだけどさ、昔っから仲が良くてさ」
とか、話していると、
(なんかまた苺の機嫌が悪くなってきたような・・・)
「そうですか、その鈴華さんとやらにもらったお守りをずっと持ってると」
「ずっとて、言うかこっちに来るときにもらったから、こっちでは持ってると言うか、」
そんな感じでまた機嫌の悪くなった、苺をひたすらなだめながら帰る結城であった。
読んでいただき、ありがとうございました!
まあ、今回は長かったですが、大体これくらいで全部書ければ良いなって思いました。
最後にまだまだ、ぜんぜん下手な文章でしたが、
読んでいただき本当にありがとうございました。