冷徹であれ
静寂の中に紡がれる、剥き出しの意志の物語へようこそ。
本作は、過酷な世界で生き抜くために感情を削ぎ落とし、「冷徹」であることを選んだ魂の軌跡を描く物語です。人間もバクテリアも等しく一瞬の閃光に過ぎないこの世界の果てで、揺るぎない「真の強さ」とは何なのかを問いかけていきます。
生きようとするのならば冷徹であれ。今
三途の川を見たくないならば冷徹であれ。
真の強さは冷徹であることではないにしても。
冷徹であれ。助かるのは自分だけでいい。冷徹であればこそ精神は研ぎ澄まされるであろう。惑わされる何ものもないのだとすれば。
求めない。それが強さの象徴であるとするのであれば。
強くなれ。冷徹であれ。
お空のさらに上から眺めるのであれば、人間も象も最近もバクテリアも区別はない。
心があるならばウイルスとしては生きてゆけない。
冷徹であれ。
自らに対して冷徹であるのならば怖いものなど存在しない。
冷徹でなければいきてはゆけない。すべてを無にすること。
それが冷徹。
徹底的な冷徹さの裏に潜む「生への執着」と「孤高の覚悟」を描いた本作、お楽しみいただけましたでしょうか。
感情や執着を「無」へと削ぎ落とし、ウイルスのようにただ純粋に生き残ろうとする冷徹な精神を描くことで、かえって人間が抱える生の根源的な生々しさを際立たせてみました。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!




