表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
95/367

第32話[新たなる旅立ち]

とある街の酒場で食事をする中、日菜達は作戦会議をしていた。

あの森での出来事以降、スタリエに元気がない。

その理由は二つ。

一つは、生贄の件。

二つ目は、神獣の件だ。

馬車の中でスタリエは日菜と緑に一生懸命、謝っていた。


「確かに同情するよ」

「可愛い女の子ならいざ知れず、喋る獣が宝石に宿るなんてね」

「私なら絶叫もんだよ」

「だって、愛する日菜ちゃんと美少女の緑ちゃんからの贈り物なんだよ」


一人で喋る勇者を無視して、日菜達は話しを続けた。


「何か、代わりのプレゼントってないかな?」


「でしたら、氷の国の溶けないダイヤなんてどうでしょう」


ダイヤが溶けない何て当たり前だと思いながら、日菜達は話しを聞いた。


「何でもこの国で愛を囁けば永遠になるとか、でしたらこの国で取れた溶けないダイヤをプレゼントして、スタリエさんに永遠の友情を囁くのはどうでしょうか?」


「それいい」


「私もそういうの憧れます」


日菜と緑がその案に乗る。

そんな中、勇者が皆んなにある提案をする。


「あのさ、どうせなら皆んなでお揃いのアクセサリーを作らない?」

「せっかく縁起がいい場所なんだし……、駄目かな?」


皆んなが顔を見合わせる。

そして……。


「素敵です勇者殿」


「私もいいと思います」


「そうと決まれば、次の目的地は氷の国だね」


皆んなが賛成し、次の目的地が決まる。

だが、この時はまだ誰も何も知らなかった。

氷の国が呪われた国だという事を……。


第32話 完

第3部 完


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ