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第31話[近寄らないで]

勇者を除いて、全ての仲間が廃村に集まった。

中でも、僧侶のスタリエの登場で悪霊達は次々と浄化され、村に平穏が訪れる。

その事に日菜は安堵し地面へと座り込む。

そんな中、村の石碑に花を添え祈りを捧げるスタリエに日菜は何をしているのか尋ねた。

スタリエは生贄にされた少女の話しを日菜に話し、日菜は気分が落ち込み、悲しい表情をスタリエに見せた。

この世界では魔王だけで無くこういった風習にも問題があるのだと、この時日菜は初めて知った。


「変えて行かないとだね」


「そうね」


日菜達と出会い旅をして来てスタリエは思う。

このパーティに入れて良かったと。


「あっ、皆んな集まってたんだ」

「もしかして待たせちゃったかな?」

「いや〜、実は道を歩けば色んな人に声をかけられちゃってね」

「ホント参ったよ」

「モテるってこんなにも辛いんだね」


などと言いながら現れる勇者を見て、一同の顔が青ざめる。

勇者の背後に夥しい幽霊の数々、そんな事とは梅雨知らず勇者は日菜に近づき、日菜は悲鳴をあげて勇者から逃げ回っていた。

その様子を見てスタリエは溜め息を吐く。


(やっぱりこのパーティーに入って少しだけ後悔しているわ)


第31話 完

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