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第23話[悪魔の様な人間]

魔王に報告を終えた黒騎士は自室に戻りシャワーを浴びていた。

濡れた髪や体をタオルで拭いていく中、彼女は温泉村での出来事を思い出していた。


「あれが勇者のする事か」


モザイク塗れの勇者を思い出しただけで吐き気がする。

くそっ、私が知る人間は全てロクな奴が居ない。

あいつだってそうだ。

光山影(ひかりやまかげ)

魔王様が異世界から召喚した、人間なのに悪魔の様な奴。

奴は殺す事に快楽を覚え、私が保護した子供達を平気で手にかけた、正真正銘の悪魔。

あいつと同じ血が通っていると思うと吐き気がする。

だが、奴には実力がある。

私より遥かに上だ。

だからこそ、魔王様は……。

いや、これ以上考えるのを止めよう。

そう思い、黒騎士はベッドに横になり、眠りにつくのであった。


第23話 完

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