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第26話[拷問]

騎士団に捕らえられたペンダは拷問を受けていた。

グツグツと煮えたぎるお湯を器具などを使い、無理矢理口に流し込んだり、耳を切れ味の悪い刃物で削ぎ落とされたり、様々な拷問を受けてもペンダは笑っていた。


「どうだ、仲間の居場所を吐く気になったか」


「誰が吐くかよ」


焼きゴテをペンダの目玉に押し当てる。

どんなに苦痛を与えても一切悲鳴をあげないペンダを兵士達は不気味に思っていた。

そんな中、騎士団長が現れる。


「どうだ吐いたか」


「いえ、まだ」


「そうか」


そう言うと騎士団長は剣を抜きペンダの体にソレを突き刺した。


「さっさと吐いたらどうだ?」

「それとも死にたいのか?」


「ケッ、テメーに私の首が取れんのか?」

「無抵抗の奴しか相手できないテメーらによぉ」


ペンダの挑発に乗ってしまう団長を兵士達が慌てて止める。


「団長、駄目です」

「コイツは公開処刑だと国王様に言われているでは無いですか」


「くっ、もういい」

「コイツの拷問は止めだ」

「牢に入れておけ」


鎖を引っ張られながら牢に戻るペンダ。

目を閉じて昔の事を思い出す。

コレで村の連中と会える。

彼女は牢屋で一人、笑いながら処刑の日を待っていた。


第26話 完

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