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第2話[王様からの送り物]
王様から多額の資金援助を受けた女勇者は札束を持って夜の街で豪遊していた。
異世界では特に年齢制限は無いものの、お酒は飲まず高いジュースを飲みながら札束を女の子の胸の谷間に挟み遊び歩いていた。
可愛い女の子からチヤホヤされる。
現実世界では女子校に通っていたがこんな事は無かった。
幸せを感じながら毎晩の様に豪遊して遊んでいく。
当然、お金はあっという間に底を突き、無一文になると女勇者はお城に向かいお金を要求するが当然、断られてしまう。
それどころか姫様の視線が痛い。
好意の目線どころかゴミ虫を見ているかの様。
「最低、クズ勇者」
私に聞こえない様に呟いたのだろうけど、聞こえてしまった。
M心を揺さぶられながら私はお城を出ていくのであった。
第2話 完