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第43話[廃墟]
伝説の鍛治職人が居る街へやって来た日菜達だったが……。
あれ?
何コレ?
本当に場所あってるの?
殆どが廃墟なんだけど……。
殆どの家のドアは壊れていて、街の中央にある木は枯れている。
人が住んでいる気配もない。
「とりあえず探索してみる?」
勇者の言葉に一同は頷き、街を探索して回った。
「うっ……」
人骨だ。
日菜は口を押さえて辺りを見回した。
だが、何も目立った物がない。
どうしてこんな事になったのだろう。
もしかして魔王軍に襲われたのかな?
一度ペンダに事情を聞いてみた方がいいのだろうか?
そんな事を考えながら探索を進める日菜。
洋服タンスを開けると小さな人骨が落ちてきて、日菜は悲鳴をあげた。
「日菜ちゃん大丈夫?」
勇者を先頭に仲間達が次々と日菜の元へ駆けつけていく。
そしてタンスから出てきた人骨を見て絶句した。
「一体この街に何があったって言うのよ」
嫌な気分を引きずりながら、更に探索を進め、ある日記を日菜達は発見する。
その日記を手にし、勇者が声を出し読み上げていく。
第43話 完




