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第3話[納得]

ペンダは勇者と対峙しながら考え込んでいた。

同じ……、つまりは雪花の奴、私と似ているから勇者に惚れたってわけか。

なーんだ。

それなら納得もいく。

よく見れば、顔立ちも私と同じで可愛らしいじゃないか、いや、どちらかと言えば、綺麗系って奴か?


「どうしたの?」

「戦わない気?」


勇者の言葉を聞いて、ペンダは首を横に振る。


「もういいさ」

「会って、そして話してみて分かったよ」


そう、私と同じなら仕方がない。


「雪花がお前に惚れるのも納得だな」


それを聞いた勇者は剣を地面に落として、両手で顔を抑えた。


「雪花ちゃんが、私を……」

「どうしよう、敵なのに困っちゃう」


いや、困ってないでしょ。

そう心の中で思いながら、日菜は自分の頬を摘む。

同時にララとスタリエも日菜と同じ様に自分の頬を摘んでいた。


「お前の事が好き過ぎて、もう人は殺さないんだとよ」


それを聞いた日菜とララ、そしてスタリエは全力で両頬を摘む。

こんな変態を好きになるなんて、何かの間違いだ。

そう、三人が思う中、魔王城に居る雪花は漆黒の空を見つめながら、日菜の事を考え、恋焦がれていた。


第3話 完

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