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第22話[ソーセージ]

海辺の村に到着した日菜達は宿を取り、水着に着替え海を満喫する事にした。


「また前みたいにセクハラ行動を起こして捕まるのだけは勘弁だからね」


入念に釘を刺す日菜に勇者は「しないよ」と言って答える。

それを疑い、怪しむスタリエ。


「ホントかしら、女と見たらケツを振る変態だから信じられないわ」


「もっと言って、貶した視線で私を見下して」


スタリエは溜め息を吐き、頭を抱える。

これが本当に勇者なの……。

そんな事を思っている時だった。

いきなり部屋の扉が開き、一同が悲鳴を上げる中、一人の村娘が涙を流し部屋に入ってきた。


「これを……、見て下さい」


村娘の両手に何やら変な物が乗っている。


「究極に乾燥させたソーセージ?」


娘が持っているソレを観察しながら呟く勇者の頭をチョップし、スタリエが別の答えを口にする。


「へその緒でしょ」

「誰が泣きながら究極に乾燥させたソーセージ何て見せるのよ」


そう言うとスタリエは彼女に優しく語りかけ、彼女を心配する。

だが……。


「彼の腸です」


予想外の彼女の答えに一瞬にして場が凍りつく。

何故、腸を持っているの?

そんな疑問を皆んなが抱く中、スタリエは危ない人間かもと思い、そっと彼女から距離を置いた。


「お願いです」

「彼をこんなにした奴らを退治して下さい」


そう言うと彼女は人魚について語り始めた。


第22話 完

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