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第11話[料理大会]

この世界で手に入れたチート能力。

まさか、こんな所で役立つなんて思いもしなかったわ。

予選結果が張り出された掲示板を見て、スタリエが笑う。

上から順、得点が高い者から書かれている。

その証拠に、名前の横に点数が書かれていた。


「すごいよ」

「百点満点なんて、もう優勝間違いなしだね」


日菜に褒められて上機嫌のスタリエ。

確かに優勝は間違いないだろう。

舌の肥えた審査員達から満点を叩き出したんだ。

他にそんな奴はいない。

予選を終え、一次二次と審査を満点で勝ち進めて行く。

そして決勝戦。

スタリエはコロッケを披露した。

これも満点で、スタリエは勝ちを確信した。

だが……。


「なっ……」


対戦相手の女性もスタリエと同じコロッケを出す。

そして、スタリエ同様に満点を叩き出したのだ。

審査員達が話し合い、そしてその結果、スタリエの対戦相手の彼女が優勝する事になった。


「そんな、私が負ける何て……」


納得がいかないスタリエに、優勝した彼女がある提案をする。

それは、どちらの料理が美味しいか日菜達に決めて貰おうというものだった。

誰の料理か分からない様に配膳し、日菜達には本当に美味しかった料理を指差して貰う。

日菜達の前に置かれる二つのコロッケ。

それぞれのコロッケの味見をし、日菜達は全員、優勝した彼女が作ったコロッケを指差したのだった。


第11話 完

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