表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
114/367

第4話[結婚してないです]

「酷いよ」

「私が魔王軍幹部だからこんな事するの?」


涙を流す彼女を見て、勇者達一行は集まり相談する。


「あの子、魔王軍幹部って言ってるけど、もしかして雪花って子かな?」


「虫嫌いなので間違いないかと」


「あんなに可愛い何て知らなかった」


「とりあえず、あんたは黙ってなさい」


一通り話し合い。

日菜が雪花に近寄った。


「あの、マグマの国の女王様になられたのなら、魔王軍を引退したら如何でしょうか?」


魔物と人間。

その壁を超えてまで人を愛せるのなら、きっともう魔王軍ではいられない筈だ。

マグマの国で女王様として生きて貰いたい。

そう思っていたのだが……。


「何の話しですか?」


「えっ?」


日菜は戸惑いながらも説明するが、彼女は結婚した覚えがないと言ってそれを否定する。

何が何だか分からず混乱していると……。


「そもそも、あの国の王様は少し変です」


そう言うと雪花は今まで受けたセクハラを日菜達に暴露した。


「事ある毎に私の足を舐めたり、暑いじゃろとか言ってビキニを着せたり、氷風呂に入浴中の私を覗いたりと、あの方は少しおかしいです」


その話しを聞いた日菜達は全員、勇者の方を見る。


「うわっ、最低な奴だね」


どの口が言う。

日菜達はそう思った。


第4話 完

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ