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第11話[それでも]

ガチュミの話しを聞いて、勇者は不快感を露わにする。


「光山影、聞いててムカつく奴だけど、正直、黒騎士には同情は出来ない。」


ララやスタリエは知らないが、彼女は温泉の村の村人を全て殺している。

そんな彼女を勇者として許す事など出来なかった。


「勇者……」


ここまで来て日菜は色々な事を知った。

緑の言う通り、魔物と対話で解決できる事、スタリエから聞いた生贄の話し。

人である黒騎士を保護して育てたりと魔王が本当に悪い奴なのかも分からなくなってきた。

だけど、それでも戦わないといけない。

勇者の言う通り、温泉村の人達みたいな犠牲者を出してはいけないのだ。


「ご馳走になった」

「正直、妾はお前達と戦いたくない」

「それでも戦うと言うなら、次会った時は敵じゃ」

「忘れるでないぞ」


ガチュミはそう言い残すとガス状態になり、空へ消えて行った。


第11話 完

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