野乃花と鈴1
ん?なんか柔らかいものが当たってる気がする。
なんか癖になる感触。
これは夢なのか?ん?いや違う!
現実世界の俺の手が勝手に柔らかいもを揉んでる。
これはいったい何だ?
「ん?ひ!」
目をあけ、自分が何を揉んでるのかを確認する。
俺が勝手に揉んでいたのは野乃花の胸だった。
ヤバイ、これ以上揉んだら気づかれる。
なのに俺の手は止まることはなかった。
「ん・・・おはよう?」
目をあけた数分後に野乃花も目を開いた。
「おはよう・・・・・・」
「ん?・・・・・」
海斗が野乃花も胸を揉んでいる姿を見てしまった野乃花。
その瞬間、野乃花の顔が一瞬にして赤くする。
「うぅぅぅぅ・・・・・・」
「ご、ごめん・・・・」
「・・・そんなに揉みたかったの?」
「わざとじゃないから!・・・・・」
「そうじゃなくて、揉みたかったの?」
野乃花が恥ずかしそうに体をもじもじしていた。
「そりゃ、男だから揉みたいよ」
「そうなんだ、えへへへ」
野乃花は恥ずかしそうにしながらも照れてれしていた。
その後、二人で買い物行き、晩御飯を食べて昨日と同じように1つのベットで2人で寝た。
野乃花との時間は一瞬にして過ぎ去ってしまった。
一晩が開け、窓の外から日差しが差し込む朝。
野乃花と海斗は一緒にご飯を食べ、学校を行く準備をする。
海斗は30分もかからずに準備ができたが、野乃花の方は1時間ぐらいかかっていた。
やっぱり女の子には色々と準備があるらしい。
二人は学校に一緒に登校する。
いつもより家を出る時間が遅かったのか、登校する人は数人しか居なかった。
だが、その数人には痛い目線を向けられてしまった。
午前中の授業が終わり、昼休みの入った。
昼を食べ終わった海斗は机の上で居眠りをしていた。
その横で海斗の寝顔を観察している野乃花。
教室の中には誰もいない区間だった。
野乃花が海斗の顔に見とれていると、教室のドアをこんこんと音がなった。
「はーい」
「あのー、一年の柳志玲奈です。海斗先生はいますか?」
「あー、多分今寝ているよ」
「そうなんですか?ではまたあと出来ます」
「待って今起こすから」
「そんな、海斗先生に悪いです」
「そんなことないよ」
「そうですか?それならお願いします」
「それはいいけど、海斗が作家だって知ってるの?」
野乃花は恐る恐る聞いてみる。
「しつれしました!自己紹介が遅れました、私はイラストレーターをやっておりまして海斗先生とは先日のクリエーター集まるところでご合いになりまして偶然同じ学校だっので挨拶をしようかと思いまして・・・・」
「あーそうゆうこと」
「んー、どうしたの?野乃花?」
居眠りをしていた海斗が起き、ドアの方に行く。
「お久しぶりです!海斗先生!」
頭をかいている海斗が、目を細め玲奈の方をじっとみる。
「んー、あー!鈴さん・・・・そういえばタメ口だったね」
「久しぶり、鈴」
「こちらこそ、吉川さん」
「そちらの方は・・・・?」
「あーいつも仲良くしてもらってる野乃花」
海斗が紹介すると頭を下げる野乃花。
「よろしくね!」
「よろしくお願いします」
だけど野乃花はさっきと違う、無理やり笑顔をつくっる感じだった。
一方、すずの方は満面な笑みで礼儀よお辞儀をする。
「それでお二人はここで何をやってらしゃっんですか?」
「俺は寝てたよ」
「私は海斗にちょっかいかけてたかな」
「お二人付き合ってたんですか!?」
そう言われた途端、野乃花は顔を真っ赤にする。
そうか、この姿を他の人からしてみればカップルに見えるのか。
「んん、んん」
野乃花は首を振る。
「俺たちは付き合ってないよ、ただ仲がいいだけかな?」
「そうなんですね」
鈴が来て30分ぐらいドアの目の前で話してしまった。
時計を見ると授業が始まるまで後10分しかなかった。
「もう時間なのでもう戻りますね」
「じゃ、またね」
「うん」
そうして鈴は自分の教室へ戻っていた。