表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/8

心の声が聞こえる

野乃花とであって一ヶ月が経ったある日の放課後、俺たちはいつもの通り一緒に帰っていた。

 いつの間にか、俺は野乃花のことが好きになっていた。

 二人の関係は最初の頃に比べて、言葉使いや二人の仲はちじまっている。

 そんな二人を見て学校の噂では(あの二人、付き合っているらしいよ)とか(あの二人でエッチな事したらしいよ)など言われている。

 俺には何でそんな噂がたつのかわからない。

「ねぇ、海斗」

「ん?」

「海斗は好きな人とかいるの?」

(好きな人がいるなら教えてほしい、だって私の好きな人は海斗だもん!)

 なんだ今の声!どっから聞こえてきたんだ?

 今は俺と野乃花しかいないはずだ。

 でも、野乃花があんな事言うのか?

 その反面、学校で噂している奴らのいたずらなのかもしれない。

 だが、今は冷静に答えよう。

「好きな人か、・・・一様いるよ」

「そうなんだ・・・だれ?」

(好きな人誰?誰!)

 また聞こえた。いったい誰なんだ?

 本当に野乃花なのか?

「それは教えられない・・・」

 そんなの言えるか!

 だいたい俺の好きな人は・・・野乃花だ。

 本人の前で言えるか!

 でも、本当に好きなのは野乃花だ!

 その瞬間、野乃花の顔が赤くなり、同時に野乃花の心の声が聞こえてくる。

(そんな、、わわ私なの?ぷしゅー」

 なんで築かれてんの⁈

 俺、野乃花に好きだって言ってないよね!

 間違いなく言っていない。

 なのになんで?

 取れあえず、今は忘れよう。

「どうかした?」

「いや、なんでもない」

(まさか、私だとは思はなかった。 てことは私たち両想いだよね、、、)

 野乃花の頬が赤らみ、海斗も頬が赤らむ。

 2人はそのまま何もしゃべらず歩く。

「そう言えば、今週の日曜日空いてる?」

「空いてるけど、なんで?」

「いや、2人でどこか行かない?」

「いいけど、どこ行くの?」

(やったー!海斗とデート楽しみだなー)

「それは、、、原宿とか渋谷とか」

「わかったわよ、行くよ!」

(デート!デート!)

「じゃ、日曜日ね!」

「わかってる、私こっちだからまたね」

(また明日会おうね、私海斗のこと大好きだから)

「おう、またな!」

 海斗は自分の家に帰り。

 ベットの上で寝っ転がる。

 何で野乃花の心の声が聞こえるようになったんだろう。

 そういえば、亡くなったおじいちゃんが言ってたな。確かあれは、俺が小学1年生のころ「いいか海斗、吉川家には代々伝わる言い伝えがあるんじゃ。それはな、、、お互い両想いだとお互いの心の声が聞こえるようになるのじゃよ。お前もいつかはこの時が来るであろう。」って言ってたな。

 それが本当なら、この問題は解決する。

野乃花の声が聞こえるようになった週の土曜日、海斗はベットの上で寝ていた。

 海斗の部屋1kのマンションで、部屋には仕事机、ベット、テーブル、テレビ、本棚が2つある。

 親とは喧嘩し、別々で暮らすことになった。

 その喧嘩はまだつずずいており、親も海斗も謝る気はない。


 海斗がベットでゴロゴロ寝ていると、玄関のインターホンが鳴る。

 インターホンのカメラに映ったのは、先輩作家だった。

「おーい、海斗開けてくれないか?」

「わかりました、すぐ開けます」

 海斗は玄関を開ける。

 そこにいたのはジャージ姿の和多啓介だ。

 啓介は数々の大ヒット作品を書いてきた超大人気作家、そしてゲームのシナリオライターをしている海斗の2番目に尊敬している作家であり、心強い先輩作家である。

「久しぶり、海斗!元気にしてたか?」

「久です、和多さん全然元気です」

「そうか、元気そうでなによりだ!」

 啓介は笑みを浮かべ、袋から何か取り出す。

「これ飲まないか?」

 啓介は袋の中にあったビールをテーブルに置く。

「飲まないですよ、未成年だから飲んだらつかまります」

 それに明日は大事な予定があるんだから。

 それは・・・野乃花とのデートだ。好きな人とのデートは絶対行かなきゃならない。

 それを、俺の体が言っている。

「それに、あしたは大事な用事あるんです」

「ほう?その用事とは?なんだね」

「そ、それは言えないです」

 何で、よりによってそこに首尾を突っ込む!いつもは絶対にそこには突っ込まないのに。

やれやれ・・・・・。

「まさかお前!好きな人とのデートだな?その顔はそうだな?」

「何で、分かったんですか!?」

 え!?まさか超能力者?いや、今までそんなことなっかた。

 なら、偶然?

「やっぱりそうだったか、俺が何年ラブコメを書いてるとおもってんだ。それくらいわかる」

 なんてすごい人なんだ、そんな人初めて見た・・・・。

「それより、ビールを一杯だけ飲ませてくれ」

「いいんですか?まだ夕方ですよ?」

「いいんだよ、若いうちしかできまいからな」

 啓介はビールを開け、口に流し込む。

ゴク!ゴク!

「くぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!うまい!海斗、恋愛に困ったら俺に聞け!恋愛なんて人生に何回できるかわからない、だからこそ一回一回大切にしなければならない。好きになった女性をやさしく、メロメロにし、付き合い、結婚し、子供が生まれる、そして・・・・家族を一生幸せにする。それが我々男性のやること。

付き合って別れる人もいるし、結婚してもすぐに離婚、子供が生まれたら子供へのdvで離婚する人も世界にはいっぱいいる。

いいか海斗、これから恋愛で辛いことがあるかもしれない、でも諦めちゃダメだ、諦めないでそのまますすめ!そしたら何かが見えてくるはずだ」

「そうですね、諦めたら終了ですよね・・」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ