その一、小学生編<炎上>
読んでくださる方がいらっしゃれば幸いです。
一部脚色や虚飾、個人特定されない範囲にぼかすなどといった小細工を加えますが基本的に私の記憶を辿って色々と書きなぐる作品(?)になると思いますがお付き合い頂けると嬉しいです。
投稿ペーースは気分に左右されますが思いついた時に思いついた分だけ書きなぐる予定です、出来れば毎日書けるのが理想
私は20余年ほどの短い人生を自分なりに生きてきたつもりだがいざ振り返ってみるとほとほと自らの愚かさに恥じ入るばかりである。
これから書き連ねるのはこれまでの我が半生とその反省という名の自分語り、そしておおよそ誰も得しないであろう教訓である。
読んでくださる方がいるかはさておき、是非とも阿呆の自戒を生暖かい目で見守っていただければ幸いである。
私はとある片田舎の貧乏屋敷の子供として生を受けた。
上には姉と兄がいて、下には妹がいた。それなりに兄弟仲は良く、兄弟喧嘩もしつつそれなりに生きていたつもりである。
しかしそこは貧乏家族、洋服はお下がりが当たり前、ご飯も質素、祖母と同居だったため祖母の小間使いとして畑で使いっ走りなどよくある事だった。
母は貧乏な家計を支えるためにパートを掛け持ち、父は売れない自営業、祖母は畑で野菜を作る、貧乏ながらもありがちと言えばありがちな子供時代を謳歌していた幼少期だったと思う。
事態が急変したのは小学校の高学年、ある日私はいつも通り小学校で授業を受けていた。
当時、学校での私は明るい男子達に混ざるでもなく仲間内でカードやゲーム、アニメやマンガについて色々話す陰キャロードを踏み出していた人種だった。
しかしその日は朝のHRが終わった辺りにそこまで親しくない野球クラブの男子から話しかけられ、
「向こうの方から煙が上がってるけどあの方向ってお前ん家がある方向じゃね?」
といった話をされた。
私は促されるまま窓からその方向を見たのだが確かに自分の家がある方ではあった、が自分の家だという確証も無いので近所の誰かがボヤでも起こしたのだろうと軽く流した。
かくして、我が人生に大きな爪痕を残す炎上が幕を開ける。to be continued…