私
・・・オマタセシマシタ。
すみません(汗)自分でもこんなに時間掛かるとは思っていませんでした。
今回はちょっと色々ややこしい感じます。
目の前に広がるのはどこかで見た景色。
多くの着飾った人。
光輝く会場。
素敵な演奏。
そして
私の視線の先には
レオンハルト様
と、リーディア
二人が楽しげに踊っている。
あ、そっか。
これエンディングだ。
ゲームのエンディングで流れるスチル。
悪役令嬢が退場しヒロインが相手と幸せに踊る。
周りは二人を祝福し、みんな嬉しそう。
あれ?
じゃあ、私は?
私は、なんで嬉しくないんだろう。
二人の姿に嬉しさとは逆の思いが溢れ出す。
ヒロインが幸せになる。
物語の正しい在り方。
正しい、はずなのに・・・
気がつけば私は泣いていた。
こんなにも幸せな場所で泣いている私は、明らかに不自然なはずなのに周りは誰一人私を気にする様子はない。
そもそも私って誰?
そう疑問を持った瞬間、曖昧だった意識が更にわからなくなる。
私であって私じゃないような不思議な感覚。
私はそれに身を任せることにした。
綺麗な顔をした男の子が私を見て顔をしかめている。
私はそれに気づきながらも、気づかない振りをして笑う。
そんな私に男の子は更に顔をしかめる。
私はただ馬鹿みたいに笑った。
本当に好きだったから。
だけど、弱い私は戦う前に逃げてしまったの。
このままではきっと私に良くない未来が待っているとわかっていても、今この時、隣にいられることが嬉しくて、苦しいことも嫌なことも全部逃げていた。
そう、あなたが嫌いな私。
私も自分が嫌いだったけど、どうしようも出来なかった。
変わることさえ怖かった。
でもあなたの隣にいられなくなるのも怖かった。
矛盾してるのもわかってる。
努力すればいいだけだっていうのもわかってる。
でも、結局出来なかった。
そうしたら、私の中に私なんだけど私じゃない私が現れた。
意味わかんないけど、現れたっていう表現も違うかもしれないけど、とにかく私はその私に全てを任せてまた逃げた。
でもそろそろ逃げるのも止めなきゃね。
これからは大丈夫、だって私は文字通り一人じゃない。私がいる。溶け合って一つになるけど、たぶん私じゃない方が強いからそっちが強く残るだろうけど、そんなの気にならない。
だって元々私は私なんだから。
お互いを認識することは今後ない。
でも、これからは私も頑張るからね。
「・・・んぅ」
「っ!アーネスト!?」
目の前には金の髪に青い瞳・・・私の好きな色。
「レオン、ハルト様」
「良かった。今、医者を呼んでくる」
そう言ってレオンハルト様は足早に部屋を出ていった。
んー、部屋の前にいる騎士とかに頼めば良いのに・・・。
そんなことにも気づかないほど、慌てていたレオンハルト様。
それが少し嬉しいなんて、いけないなと思いながらも口元がにやつく。
なにか夢を見たような気が・・・。
よく覚えてないけど、悪い夢じゃなかったような気がする。
思い出せなくてモヤモヤするけれど、なんとなくスッキリもしているような矛盾している自分に首を傾げる。
倒れてからどれだけ経ったのか、リーディアはどうなったのか。
レオンハルト様が戻られたら、聞きたいことが沢山ある。
レオンハルト様が医師を連れて戻ってくるまで、私は頭を整理しながら待つことにしよう。
前世を思い出したって言っても前の人格はあったわけで、それはどうなるんだろう、と唐突に思ってしまったので、今回私なりの解釈の一つとして書いてみました。
意味不明と思った方もいると思います。
私自身もよく分かっていません・・・。
サラッと流してもらえればと思います。
この話もあと一話です。




