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厨異魔天 第1章  作者: わけわかめ
第1章 ジャポンって色々混ざりすぎ
3/24

第2話 はじめてのダンジョンはボーナスタイム

ダンジョンの中はこれまた定番で、空間が歪んでいるのに加えて異様な雰囲気で包まれていた。

「……なんか嫌な雰囲気がするんだけど」

「そうだな」

それにしても洞窟…隠し部屋とかあるかもな

「…あっ ちょっと待って」

「どうした?」

BOYが急に立ち止まり、地面に手をつけてしゃがんだ。

「……これ…鉄だ」

………

「えっ」

「それも結構質がいい…とりあえず片手剣だけ作ってみる」

「…まじかぁ…」

これの床が全部鉄なのか…

「なら私も刀作って!」

「適正武器じゃないから無理だ 諦めろ」

「…ちっ」

舌打ちしたよな今

「…ならわしの分の武器も…」

「めんどくさい」

「ちっ」

使えねぇ

「今舌打ちしたよな」

「気のせい」

BOYのスキルの慣れなどもあるため、数分程別行動をとった。


「…何かないか…?」

壁を叩きつつ、反響やスイッチがないかを探して歩いていた。

ついでに松明などもあるが、移動・破壊不可オブジェクトらしい。

さっき殴ったりしたが取れなかった。

ついでに周りを削っても松明だけ浮いていた。

物理法則どうなってるんだよ…

「………あ?」

少しだけ音が高い所が…

……少し凹んだな ここか

その引っ込みを持ち上げて

「シャッターみたいなものか」

その中は、人工物かと見間違えるほどにまで磨かれた鉄出てきた空間だった。

「…宝箱が不釣り合いすぎるよなこれ」

勿論宝箱は回収できなかった。

「中身は……と。鍵もかかってないみたいだな」

中身は…

「…えっ何この隕石 …ん?巨大槌?攻撃力980.665?なんでそんなに微妙な数値なんだ…」

特殊効果で落下時速度に応じてダメージ加算。

要するに飛び降りろ、ということ。

「……跳ねて殴るか」

これができるのはステータス数値に物を言わせている奴だけ。

基本的に攻撃力や素早さが高くて漸く使えるネタ武器、という訳だ。

適正武器だとかそういうレベルじゃない。

「クッソ重い…」

だが、持てないというほどではない。

「よし…頑張る、か」

そのままBOYの元へと戻った。


「おかえりなさ………えっなにその石ころ」

しゃけ…お前の目は節穴か…

「隕石だろ」

だよな…BOYよ…

「まぁいい。武器はとりあえずこれが手に入ったから、後でいいぞ」

「了解 こっちも剣はできたが…しゃけはどうする?」

「…ん…?……後でいい」

「わかった」

弓と杖だけだしなぁ…装備できるのが

「それじゃ先に進むか」

進む…あー…そういえば…

「階段のようなものならあったぞ 行くか?」

結局一切調べてもないが。

「それを早く言え」

「それな」

歩いて数分の距離にある階段へ。

オーソドックスな、これぞダンジョン!といった見た目。

石で囲まれている、石製の階段。

カッコいい。

「…なにあれ 奇人種?」

「……異世界きてからあいつの性格がさらにおかしく…」

おい わしが変人とか言うな 泣くぞ

「勝手に泣いとけ」

……悲しい


長かった階段を抜け、次の階層もまた洞窟。

今度は石炭鉱脈のようなダンジョンだった。

「……しょぼい」

「でも石炭って結構便利だろ」

「…そうだけどな…」

例えば…

「カーボンファイバープラスチックとか…」

「多分それは設備が足りない」

あと…

「精錬炉に…」

「それは多分違う」

「あと何がある?」

「俺に聞くな」

BOYが冷たい…

「知らん」


採取開始数分後。

見える範囲の壁という壁が、跡形もなく消滅していた。

「…とり過ぎた」

「…鉄もこんなに採取してなかったよな…」

途中でピッケルを作ってくれて助かった……あれ しゃけは

「鉄鉱石は私が取ってきたよ……はぁ…疲れた」

階段から丁度降りてきたしゃけから全ての素材を徴収。

ついでに金貨を一枚やると機嫌を直した。

……横で物欲しそうにしているBOYにも。


「それじゃ次の階層は…と」

さらに下へ地下へと下ってゆく。

先が見えないのがなんとも怖い。

到着したのは赤か茶色か…なんとも微妙な色の金属の場所。

…そう。

「銅鉱石だろこれ!」

「…導線にでも使うのか?」

「俺が機械作るときに使えるかもしれないし、あるに越したことはないだろ?」

「…え まだ掘るの」

「当たり前」「だろ」

声が同調した。

振り上げて叩く。

ただただその繰り返し。

「マジで…?」

何かおぞましいものを見るような目。

「いいからお前も掘れよ」

渋々といった様子で、手が二つ増える。

「30分後集合だ!出来るだけ銅を掘れ!」

「アイアイサー!」

「…おー」

根こそぎ持って行くつもりで採掘しているものの、石炭の階層は意外と広く、果てが見えなかったので採掘を中断した。

おそらくこちらも同程度には広いと思われるため、制限時間を設けたのだ。

…それでも、取る量は相応には多いが。

なんだかんだあり30分後。

「…つかれた」

「私もうしたくない」

「いいから早くブツを渡せ」

二人に金貨を銅と引き換えに渡すと体力も全回復。

さっきまでの愚痴とか疲労はどうした。

「この調子で下の階層いくぞー!」

「おー!」

「…わしはそれについていけないわ…」

この階層から次の階層に行くには、転移せねばいけないらしい。

階段の代わりによくわからない石碑と魔法陣があった。

…ちなみに書いてある文字ははっきり言って何が書いてるかわからなかった。

ということで鑑定をかけると、下への階層へ行ける魔法陣らしいので、上に乗ってから魔力を流す。

…吐きそう

「うえっぷ…」

「なにこれ…」


一悶着あったものの、無事に転移には成功した。

到着した次の階層は森林。

この世界に来て初めて見た魔物は…

「スライムかー…スライム…可愛くない方のやつ…」

すごい水感がハンパないドロドロの方のスライムだった。ゼリーみたいな方。

「…アイス」

観察しようとしたのに横から飛んで来た氷でスライムは死んだ。

すっごく可哀想。

「えっなんで私がそんな目で見られるの」

次は…ライオンっぽい魔物。

木の下で寝ている。

今度こそ観察を…

王者之処刑ザ・キングスアクセキューション

無慈悲にも頭が吹っ飛ぶ。

「……経験値美味しい」

次はBOYぐらいの小さい包帯野郎が…

「…!!!ゾンビ死ねーっ!」

即火葬された。

「ふぅ」

鳥も飛んできた。

「鶏肉食わせろ!」

「俺は鶏では無いと思うけどな」

ステータスにモノを言わせて跳躍、そのまま脳天からぶっ叩く。

「よっし鶏肉ゲット!」

…肉ゲットで盛り上がっていたのもつかの間。

音を聞きつけてかは知らないが、合成獣キメラモドキがやってきてしまった。

「WAGUUUUHAAAA!!!」

「るっせぇ!なんか知らんけど…FIRE!」

片手から火を放出し、牽制、

完全切断パーフェクトカッテング!」

その間に一番大きな首を切り、

「えっ私は…あっいろいろ動いてるし…アイス」

残りの首を息の根を止める。

「倒した…?」

「おー…死んだ…格上だったよなー…あれ」

「なんだろう すごく納得いかない」

経験値はトドメを刺したしゃけだけに入っていた。

これは許されない。

「……えっなんでそんな目を」

「経験値…経験値を返せ……」

「だっだって私に全部入るとか知らないし!」

もう一回ステータスをくまなく見てみる。

…名前欄をタップすると…パーティ画面が出てきた。

「………基本のことくらい説明しろよあの神野郎が…」

この調子で行くと他にもいろんな機能がありそうだ…頭が痛くなる…

「とりあえず設定しようよ」

「…わかった…わしがリーダーでいいよな?」

「異議なし」

「別にいいよ」

名前なども含め、適当に設定した。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

パーティ名 ディファレンツ

パーティリーダー わかめ 3

BOY 4

しゃけ 9

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「…なんで私だけ少し高いの?」

「あの合成獣キメラの経験値の分だ!」

「あっ確かに」

なんですぐ忘れるんだよ…

「まぁいいや!レベリングいくぞー!」

「よくは無い」

「それには同意する」

幸いにも標的(経験値)は沢山いる。

出来るだけ上げておこう。

最初のターゲットは…

「黒い犬っ!?」

反射的に巨大槌を振り上げる。

「…ふぅ…少し一人でやらせろ 」

「わ…わかった」

「無理すんなよ」

二人が少し離れるのを確認。

使ってみるか。

「…絶対付与アブソーリュートエンチャント

(効果を思念、または発言で設定してください)

……なんか出てきた

「この武器(隕石)は燃え盛る」

(…付与完了。残り使用枠は9つです。)

そんなアナウンスと同時に隕石全体から火の手が上がった。

犬が吠えているし、仲間が来た。

「…よし、やるか」

時間停止移動タイムストップウォーキング

その名の通り、MPが尽きるまで時間が止まる。

動けるものは、使用者自身(と触れているもの)のみだ。

それを応用し、木の枝を一瞬だけ踏みつけて上へ。

ある程度登り…

「解除」

そして記録は再開される。

爆発と火災が発生。

大量の経験値と、さらに大量の森林が火災に巻き込まれた。

「うわぁ…」

「ないわ…」

「いい汗かいた………あ…運動した後だからかな…なんか暑いな…水かけよ…」

犯行を誤魔化しつつ水を降らせ、鎮火にかかった。

…思ったよりも広範囲に広がっていたせいで、結構大変だったことは内緒。

「二重の意味で疲れた……っていうかお前らも手伝えよ」

『だって関係ないし』

「…息ぴったりですかそうですか」

でもな…少しぐらい…はぁ…


「…ねぇ」

「なんや」

「かれこれ数時間歩いてない?」

…確かに3時間ほど経過しているが、まだまだ森の中だ。

「怪しい霧も何もないし、ループとかそういうのじゃないと思うけど…」

…よし、

「燃やすか」

「…そこはせめて伐採して」

と言いながら二本の斧を渡されたが…

「わし斧使えないんだけど」

「よく見ろ 双剣扱いだ」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

アイアンツイントマホーク

双剣なのにどう見ても斧です本当にありがとうございました

基本攻撃力150

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「えぇ…」

「それで切れ」

「…わかったよ…」

気がすすまないが……

「…ふぅ…無限加速連撃インフィニティアクセラレーションラッシュ!」

MPが尽きるまでの加速する高速攻撃。

一歩も動けない代わりに、その継続火力はとても強力である。

これにより、森林がまた一区画無くなってしまった。

ついでにトマホークもスキル終了と同時に壊れた。

…切った原木はBOYがおいしく回収しました。

「疲れた」

「お疲れさん」

切り倒しまくった甲斐もあったようで、鬱陶しい霧が晴れたようだ。

視界がクリアになり、確かに五感が狂っていたことを実感させられる。

また経験値も一気に計上。

「…レベルアップかー…」

…もう12レベ…

「結構早いなー」

「…あー…そうなの…私はよくしらないから…」

「そうだと思うぞー……ん…あれは…」

某クエストに出そうな祠みたいなものを発見。

急行して詳しく調べてみた。

扉は開いておらず、壁は壊れない。

松明と同じようなものなのかもしれないな。

「…えー…これどうするの…」

鍵穴もなければ取っ手もない。

要約すると開け方が不明。

「んじゃ燃やすか」

アレ(付与)って念じるだけでいいなら…さっきのやつ、カッコつけてみるか。

「…燃え盛れよ我が衝撃(フレアインパクト)!」

アナウンスを無視してぶん殴る……が、

「らぁっ……っぅ…」

固すぎて衝撃が響いて帰ってきやがった。

痺れて…ぁぁぁ…

「……名前は知らんけど…ヒール」

…あぁ…生き返る…

「…助かった…」

「急に殴るのやめろよ…」

「手っ取り早いと思って殴った。反省も後悔もしていない。」

「…全く…」

でも…これどうやって開けるんだ…

「……あれ…何この宝石」

いつのまにか扉に綺麗な石が…

「…魔石か」

さっきまでただの石のオマケだったはずだ……

「ちょっと触れてみたいから足場作って」

「…了解 ちょっとのいてくれ」

BOYがさっき回収した木を加工して簡単な階段を作製した。

「ありがと」

…しゃけが手に力を込めて触れた瞬間、

「ちょっまぶしっ」

光が目に刺さっ

「ぎゃぁぁぁ」

「にゃぁぁぁ」

やべ変な声出た

……バレてない セーフセーフ

「…っと…あら?」

宝石が消え、扉が開いていた。

「……どこ行った…」

できれば回収したかったな…

「……ん?これ?」

しゃけの手の中には七色の宝石が……

「…えぇ」

「なにそれ…」

「自分で鑑定して?」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ザ・エレメンタルツ・ストーン

火・水・風・雷・土・光・闇・無属性の力が渦巻く、魔力との調和性が高い宝玉。

武具に使用すると……?

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「…おー…」

「便利…」

…でもなぁ…多分…

『しゃけに使うよなぁ…』

欲しいのに…

「…えっ…そうなの…?」

「多分なー…杖向きだわそれ…」

「…ならいっか」

でも普通の素材じゃ…効果落ちそうだよなぁ…

「それじゃ私のつ」

「よーし下の階層への石碑見つけたぞー」

BOYナイスゥ!

「行こう 早く行こう」

「……分かった」

魔力を流し、逃げるように次の階層へ転移した。


…また転移酔いが起こったものの、前回ほどの時間がかからなかった。

「…うぇ…」

「…つぎ…は……ぎん?」

一面の銀世界。

っていうか銀。

「銀鉱キターーーッ!」

何だかんだ金より強い銀じゃないですか!

いやー…よかったよかった…

「…ねぇ わかめの顔がヤバいんだけど」

「……気にせず採取するか」

やったぁ…銀だぁ…カッコいいよなぁ…銀…


「…ハッ」

気づけば1時間も経ってた……採取しよ……あれ

周りから銀の壁が消え去っていた。

「…やったぜ」

とりあえずさっきの銀を採取して二人の捜索に入り……

「…うん…?えっ…まじか…」

「えっどうしたの」

「…あー…わかめ…いいところに…」

しゃがみこんでいたBOYの手の上には、不思議なオーラの出る銀が…あ…り…

「…ミス…リル…だと…!?」

それって…

「…あいつの杖、か」

大体のラノベだと魔力が伝わりやすいとかよくあるし…

「……そういうことだ。これ、落ち着ける場所が出るまで秘密な」

「あいよ」

ミスると取り返しがつかなさそうだしな…当然の措置か

「…あー…つかれた」

しゃけがピッケルをブンブン振り回しながら戻ってきた。

「おつかれさーん…」

「ありがと。あ、そうだ石碑、見つけたよ」

…おー…そうなのか

「早く行こう」

「分かった」

さっさと進みたいしな。

「…やすみt」

「行こ?」

「アッハイ」

えっ…なんなんだよその気迫は…


「はい、ここだよ」

…石碑はある。あるが…

「魔法陣は…どこだ?」

「知らない」

そんな適当な…

「…とりあえず、魔力流せ」

「分かった」

いつもよりも多めに魔力が注入され…

「…ってなんだなんだ!?」

急に突風が発生した。

っていうか吸い込まれている。

「こうなったら俺だけ先に行く!」

BOYが地面から足を離し、吸い込まれていった。

だが、それと同時に渦も収まってしまう。

「…うぇ」

「よし、もう一回流せ 次はわしが行く」

多分一人づつしか入れないやつだ。

「…分かったー」

「あ、そうそう 追いかけてこなかったら…分かってんな?」

「……ん」

あんまり威圧が効いてない…

とりあえず魔力を流させて吸い込まれ…

真っ暗だ…なんも見えない…声も反響しない…っていうか浮いてるよね…下には引っ張られてるけど。

光が見えてきた…

「…あれ ここ上k」

出たのは地表から10mほど上。

「…待って」

だが物理法則は待ってくれない!

「ぁぁぁぁぁぁぁぁ………」

きちんとした着地も出来ずにHPが減少した。

「…いてぇ」

災難だった…

「…あれ…ここは…」

渦の先。

そこは…とても暗くて…どこまでも続く…無法の竜の荒野だった。

「…マジかよ…4足歩行のドラゴンいっぱいいるじゃん…」

とりあえずボコらないと…な。

BOY達とも合流しないと……

…分断されたのはキツイな…

あー…そうだ…鑑定

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

グリーンドラゴン

ドラゴンの中でも最下種。

そのかわりに個体数が多いため、あちこちに出没する。

腐ってもドラゴンであるから、最低でも☆8レベルの実力は必須。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

…☆8がよくわからんが…まぁ、雑魚だろ。チートなわしのステータスならいけるいける

問題は足場、だな…飛べないし…

「…まぁ、レベルも上がったし…やるだけやってみるか」

装備を解除して…

「JUMP!」

かーらーのー…

燃え盛れよ我が衝撃(フレアインパクト)!」

ちなみに、グリーンドラゴンは炎に弱い。

よって、弱点を突いてぶっ潰せる、というわけだ。

「ドロップは…と」

ドラゴンの皮、ドラゴンの肉、ドラゴンの頭、尻尾、内臓とか諸々………

「よし、この調子でボコるか」

ドロップしたアイテムの種類が多すぎてよくわからないが、とりあえず目に入り次第ボコればいい。

ここはきっとそうボーナス階層なんだ。

…おいそこ ここまで全部ボーナスだっただろとか言わない

「しかしまぁ…けっこういるもんだな。」

なら…

「少しくらい、大技使ったって…いいよな?」

絶対付与アブソリュートエンチャント

「この槌は、大気ごと圧縮し…地面に触れると同時に解放して超高温で焼き尽くす。」

付与に成功しましたが、枠を二つ使用しました。

「…マジか」

複雑すぎると複数枠を使ってしまうのかもな。

…だが今は関係ない。

「わしの足は、跳躍力が数倍になる。」

付与に成功しました。


そのまま天まで飛び上がる。

限界を超え…


「ここが天井だな。」

見えない壁がある。


そこからまた跳躍し……



空と天に、二つの陽が 現れた。


勿論、片方は偽物であるが。

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