第1話 異世界モノなんだからもちろんステータスはチートだった
…放心状態の二人を横目に、自分のステータスを確認。
「…なんで…異世界なんて…どうせなら…」
「ゲーム…ログイン…」
「…おーい…しっかりしろよ…」
ったく…
『お前のせいだ!』
はいはい
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名前 わかめ
種族 人族
職業 異世界のバトルマスター
レベル 1
ステータス
攻撃力 200
防御力 100
素早さ 150
魔力 150
スタミナ 100
器用さ 50
オリジンスキル
絶対付与
触れたものにどんなに理不尽でも矛盾していてもその効果を付与できる。残り10/10
スキル
強力投球鑑定無限収納時間停止移動 攻撃魔法之心得
適正武器
双剣巨大槌 両手棍 薙刀 双回転銃狙撃銃 機関銃
ウェポンスキル
高速変換
双剣のみ、無限加速連撃
巨大槌のみ、惑星破壊
両手棍のみ、そして誰も話さない…
薙刀のみ、完全反射
銃火器のみ、サーチアンドデストロイ
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「…強いのか弱いのかはわからんが、D○みたいなステータスなら1レベでこれは破格かスキルの量とか適正武器とかの量もおかしいし。」
「……強いのか…これ…?」
「………私こういうゲームしないんだけど」
「いいから確認させろ」
BOYはともかく…しゃけ…やったことないのか…
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名前 |BOY≪ボーイ≫
種族 人族
職業 異世界の作成者
レベル 1
ステータス
攻撃力 150
防御力 150
素早さ 100
魔力 200
スタミナ 100
器用さ 200
オリジンスキル
異世界注文
金を使い、異世界の鉱物、食材、建材、工学部品、消耗品を取り寄せることができる。
スキル
瞬間防御 想像製作 鑑定 無限収納 思考加速 補助魔法之心得
適正武器
片手剣片手斧細剣大盾
ウエポンスキル
高速変換
片手剣のみ、完全切断
片手斧のみ、王者之処刑
細剣のみ、無限加速刺突
大盾のみ、全方向防御
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BOYは制作チートだろうな。
地球のものを取り寄せられるなら…ま、いいだろ。
「飯には困らないな」
…失念してた 本当にありがたい
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名前 しゃけ
人族 人族
職業 異世界の魔法使い?
レベル 1
ステータス
攻撃力50
防御力50
素早さ100
魔力1000
スタミナ50
器用さ150
オリジンスキル
想像魔法
想像だけで魔法を撃て、魔力消費も小さい。
スキル
偽装 変装 無限収納 鑑定 魔法吸収 魔法複製魔法強化
適正武器
両手杖片手杖弓
ウエポンスキル
弓のみ、隕石矢
同じく、火矢
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こちらは魔法特化チート。
ちなみに、1レベルでの平均ステータスは10ほど。
そして初期値が1000な時点で窺いしれるだろう。
「…定番のチートか。変な能力とかじゃなくて良かった…」
「私わかんないけどこれ強いの?」
そうだな…魔力だけを見ると…
『クソ強い』
「…はっきり言われても…」
だって桁が違うもんな…四桁って…
「……って何だこれ」
今更だが、目の前には大きめの扉…いや門があった。
「ダンジョンだな」
無駄に壮大だし…暗いし……何あの文様
「なんか…雰囲気…暗くない?」
………開かない
「…重いってことか?」
…………
「なら!答えは一つ!!!」
脚力に力を込めて!
行くぞ!
『ただの蹴り!』
「ただ蹴って門を吹き飛ばしただけだろ」
ちなみに門は跡形もなく消えた。
素材として欲しかったのに…
「…なら仕舞えばよかっただろ」
「………あっ」
「馬鹿か…」
わかめ一行が入っていったのは七つの大罪が一つ。
『強欲』のダンジョン。
一応、最後までこのダンジョンが成長すれば世界最高峰の難易度を誇れるかもしれないほどには難しい。
だが、これはまだできたばかり。
そこにステータスにモノを言わせて入っていけばどうなるだろうか。
待つのはもちろん、
殺戮、である。




