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生きるだけでは生活とは言えない

俺は金持ちだ…というより父が金持ちだという方が正しいな…

父は中堅貿易会社を営んでてかなり稼いでいる

実家は東京にあり欧米風なおしゃれな家だ(母親曰く)

この春から大阪の私立高校に通うために大阪へ下宿しに行った

下宿先は母親(といっても血は繋がってないが)に「苦労した方が良い」と言われたから

おんぼろアパートに決めた(といっても仕送りは相当してくるし何がしたいか分からないけどね)

…言われてみれば今まで苦労をしたことはなかった…

全て能動的飯も… 服も… 金も… したいことも… 全て親が準備して俺は全て親に一方的に与えられて

考えてみれば自分の行動を自分で決めたことはなかった…

勉強運動はできる方だった…がモチベーションもないし努力をしてるやつ若しくは天才には敵わなかった

こんな人間が生きていけるのかどうすればいい？と考えて無理だったら親の脛をかじれば良い…だが資産は持つのか？と自問自答する毎日を送っていた

そして生きる…というより生活する意義がないと気づいてしまった