第2話 入学式1
「席自由に座って良いんだって」
「へーそうなのか」
とセントが頷きいざ座ろうとすると
「おい、アルファルド」
「なに?」
「自由に座ってっていってもさ,,,,,席全然空いてないだろ」
見るとたくさんある席はほとんどうまっていた。
「んーーじゃ、適当に空いてるところに座ろう」
「はいはい」
数少ない空いてる席のできるだけうしろのほうに座る。
「まったく、セントが門のところでうるさいから」
「いや、おれのせいかよ!まあ、良いぜ。そんな話はどうでもいい。」
「ふーん」
「俺が話したいのはこの学校の女子についてだ」
「はーん」
やっぱこいつは女好きか
「けっこうカワイイ人が多いと思わないか?」
「へーそうなんだ」
「しかも胸が大きい!」
とセントがアホみたいなことを言っていると
「あの、すいません」
と横から声がした。
そっちの方を見ると金髪をツインテールにした女子生徒がこっちを向いている。
「おいアルファルドさっきの話は後でじっくりと」
「はいはい。で、なにかな?」
「あの、えっと、隣の席良いですか?」
と、びくびくしながら彼女は言った。
「うん、いいよ。」
「セントもいいよね?」
「ああ、大歓迎だ」
となんかキメ顔で言ってくる。うざい。
どうぞと椅子を引いてあげると
「あ、ありがとうございます」
となぜか顔を赤くしながら座る。
「あの、名前聞いても良いですか?」
と金髪ちゃんが聞いてくるのでもちろんと頷き、名前を言う。
「アルファルドさんですか、良い名前ですね」
「ありがとう君の名前は?」
「けっ!なーにが君だ」
と横から雑音が聞こえたので足を踏んどいた。
「わ、わたしはミア-クロスです。」
名字持ちってことは貴族か。一応聞いてみる。
「は、はい私は貴族ですけど」
「おい!アルファルドなに貴族に気軽に話してんだよ」
とセントが言ってくる。
「あ、あの貴族でも準男爵なのでそんな意識しないでください」
貴族って偉ぶった人が多いとってあの人が言ってたけどこんな良い人もいるんだな
「わかった、よろしくミア」
とセントとしたように握手をしようと手を伸ばすと
「あ、あう」
と顔を真っ赤にして固まっている。
どうしたんだろう、熱でもあるのかな?
「大丈夫?あ、ごめん握手いやだった?」
申し訳ないことをした。
するとミアはキョトンとしてすぐに首を横にふった。
「い、いえちがいます。むしろしたいというか」
「そっか。じゃ、よろしく」
と手を伸ばすと
「は、はい!こちらこそよろしくお願いします。」
いやー良い子だな。
「おい!おれの存在忘れてね?」
「ミア、俺たち以外に話してたやついたか?」
「いえ、いなかったと思います。」
「ふざけんなぁー!」




