神になる男
神になる男、ということですが、2話ぐらいからずっとそんな展開になりそうでしたよね……。ま、待望かどうかわかりませんが、第3話です‼お楽しみください。
「君は、神になってみたくないか?」
ぼやけていて、前がよく見えない。
話かかけているのは、一体誰だろう……?
「神になって、みんなを操るのだ。人間どもは、恐れ、敬う事であろう。……やってみないか?」
目の前には見たことがないおじいさんがいた。
「神……?」
私はよく話がみえず、繰り返してみた。
「君の技術なら大丈夫。ーー死んだ人を生き返らせることだって可能なのだから……」
目の前にいるおじいさんが最後に言った言葉が少し気になった。
「え………、死んだ人を……生き返らせる……?」
私が聞くと、おじいさんは不敵に笑いながら消えていった。
私は手を伸ばし、必死で後を追うが、おじいさんはあっという間に行ってしまい、ついにはみえなくなってしまった。
「あ……」
私は短く声を漏らすと、目をパチリと開けた。
「なんだったんだ?」
独り言を呟くと、寝ぼけ眼で自分の部屋から出る。
まだ意識がはっきりしない中、ボーッとしている頭だけを頼りに、1階のリビングへ降りていった。
あ、そういえば、と、ここしばらくご飯を食べていなかったことを思いだし、男はそのまま一旦キッチンに向かった。
冷蔵庫に何かないかと見てみたが、あいにく何もなかった。
他にも色々探したが、食べれるものがなく、買いにいこうかと思った。
「アレを使おう」
男はあることを思い付き、キッチンから実験室へ向かった。
男はそれのスイッチを押すと、最終点検を済ませ、パスワードを打った。
すると、それはカタカタと音を立てながら、プログラムをインストールしだした。
「プログラムをインストール中。……データを初期化設定に、AROTT人間型プログラムをアップデート……」
やがて全てのデータベースを完了させた。
すると、それが動きだし、口を開いた。
「AROTT人間型001……。あなたの事をなんとお呼びすればよろしいでしょうか……」
機械的音声というより、人間味のある声だった。
「そうだな……、おと………いや、"神"と呼べ」
一瞬の気の迷いを振り払い、私はそれに向かって言った。
「……解りました。私は貴方に仕える忠実な僕です……。何とでも、命じてください……。」
それは一通り話すと、プログラム上の設定でしかない笑顔を浮かべ、数秒でまた真顔に戻った。
「お前は試作品だ。うまくいけば、そのまま……」
そこまでいうと、AROTTが理解できない様子だったので、言葉をやめた。
「?……理解不能……。……ところで神、何か用があったのでは?」
AROTTが寝ぼけて忘れていたことを聞いてきた。
「あぁ、それだが、とりあえず私の食べ物を買ってきてほしい。AROTTの実用試験だと思ってくれていい」
私は用件をAROTTに伝えると、AROTTについていたコードを抜いてやった。
「 はい、了解致しました」
AROTTは了承すると、外へ出ていった。
まだ誰も気づいていなかったが、"神"はこれから、世界を恐怖におとしいれる真犯人となるのだった。
実は私、まだレビューも感想ももらってないんです………(泣)。
欲しいよ‼レビューとか感想!!
たくさんの人に読んでもらいたいけど、どうすれば……。
そうだ‼皆さん、口コミで広げてください‼
中学生が書いてる小説です‼と。
あーー、見苦しいですね、スミマセン……。