果物とキッスと…
皆さん、ご機嫌よう。
はい……。私はルイジア・デスモンド。裏社会を牛耳るデスモンド家の十番目の子です。
主様が赤子の時から遣えております。
赤子の主様に初めてお会いした瞬間に、私は赤子の主様に世の中の人間とは違う圧倒的な力を感じたのでありました。
主様は成長するに連れて冷酷さも、増すばかりでして極悪非道な数多のものを見てきた私でも主様の為さることには多々震えあがってしまうのでした。
えぇ、内心震え上がりながらも様々な事に仲裁に入りまして、何とかこの国…否…世界が滅びるのを防ぐことが出来たのでした。
お嬢様にお会いになるまでの主様といったら、幼いだけありまして?無邪気に山を、丸ごとこの世から消し去ってしまい更にそこから全く同じ新たな山を再現するなど……無茶苦茶でしたブルブル。
が……
今、目の前にいる主様といったら、只の変態粘着ヤンデレ男にしかみえないのであります。
今となっては違う意味で震えあがってしまう私ルイジアです。
私の愛しいお嬢様が、主様に頭の先から足の先まで、終始舐めまわされるかのように視られ触れられているのです。
なんと、、お痛わしいや……
美しい二人を見て、ルイジアがさめざめと嘆いていた時に、扉がトントンとノックされた。
ネイクが応答すると扉が開く。
うんしょ、うんしょと何かが食事を運んできた。
「なっ!!はっウンっっ。」
思わずルイジアから変な声が漏れる。
「(きゃっっきゃわいー。)」
入り口から頭に朝食を乗せて入ってきた。
これはッ何なんだろうか。
背丈は大人の膝位まである。
色は白で、四角く角が丸い頭と胴体にそれらの形の手足。頭には熊の耳?がついている。そして、後ろにはキュートな丸い尻尾がついている。
それらが次々と部屋に入ってきてうんしょうんしょと頭に朝食を乗せ運んでいる。
その姿といったら、とても「キュート!あわわわわっ。こ、これは何なんですか?一体これは……」
「これは……ゴーレムですね。ネイク様。」
「フフッさすがは僕のリルネット。一目見てこれがゴーレムだとわかるとはね♡」
「なッこれがゴーレム?ですって!」
そう、ルイジアが驚くのも無理がなかった。
通常のゴーレムといえば大小様々あれど見た目は、岩だ。ゴツゴツしていて、このようにキュートさの欠片もない筈であるのだか、目の前にいるゴーレムといったらなんともかわいいキュートな見た目で岩のようなゴツゴツした感じも全くない。
このゴーレム達は、かわいい物好きのルイジアにはドストライクな過ぎる姿形の物体だった。
「すごいです…。魔法石なしで、魔方陣をゴーレムの中に刻み込んで作り出してあります。こんな複雑で精巧な魔方陣…美しいです。」
キラキラと輝く笑顔で嬉しそうに話すリルネット
(この複雑な紋様はなんなのでしょう。…ドキドキ…)
傍らでうんうんと頷くネイク。
「さすがだね。リルネット。これがなんなのかもわからない者達ばかりでね。
フフッ、リルネットは可愛らしいものが好きで特に、くまのぬいぐるみが好きだからね。
私の魔力をたっぷりと含んでね。くまに似せて作ってみたのだよ。」ソソソッとリルネットのそばに寄りリルネットの髪の毛に口づけをしながら話す。
いつもならイチャイチャとするネイクに突っ込みをいれるルイジアだが、かわいいゴーレム達に夢中なルイジアはそれどころではなかった。
思わぬところにも効果があったな…ネイクはチラリとルイジアを見てほくそ笑む。ルイジアからの余計な茶々が入らない。
元々は多くの従者にリルネットと関わせるのが嫌で身のまわりの世話係として、このゴーレム達を作ったのだが、ルイジアの気を反らすことも出来て一石二鳥となった。
いつの間にかテーブル上には美味しそうな朝食が並んでいた。
「さぁ。食事を食べようか。リルネット。」
「美味しそうです。ネイク様。」
テーブル上にはリルネットの好きなオムレツもあった。
─カリッと香ばしく焼いたフランスパン、チーズオムレツ、リーフレタスとミニトマトのサラダ、ウィンナー、南瓜のポタージュスープ─
一口頬張れば笑みがこぼれる。オムレツにはチーズがたっぷり入っておりチーズがよく伸びる。そこをパクリとまた食べていく。
南瓜のポタージュスープもまろやかで甘味があった。
美味しそうに、食べるリルネットを見て満足そうなネイク。
ネイクの魔力がたっぷり注がれたゴーレムが作った料理。何なら野菜は種からゴーレム達が育て収穫したものだった。
僕の魔力で作ったゴーレムが作った料理なので、言うなればリルネットは僕を体内に取り入れて、体内に取り入れた物達がリルネットを作っていく。
何とも素晴らしい……
食事を終えて、くまゴーレムが頭の上にフルーツの盛り合わせを持って来てくれた……うんしょ、うんしょ……なんとも愛らしい。
ルイジアはすっかりくまゴーレムの虜になり両肩に一体ずつ。頭に一体乗せて、すっかりご満悦だった。ゴーレムなのにぷにぷにして柔らかい。
ルイジアがくまゴーレムに気を取られているうちに、ネイクはリルネットを膝の上に乗せフルーツを一つずつ食べさせる。真っ赤な甘酸っぱい苺、葡萄、オレンジ等々。一つずつリルネットの口に運んでいく。このまま僕の指もリルネットに舐めてもらえないか…
ネイクは長く少し骨張った指をリルネットの柔らかな唇の奥に少し優しげな手付きで押し入れ、指を抜き取ったあと、リルネットの感触の残った自分の指をチュッと吸い取り、そのまま流れるように自分の唇をリルネットの唇に重ね合わせる。
チュッと三回ほど唇を合わせた後、再度唇を重ね合わせ、ネイクの舌をリルネットの唇の奥に侵入させる。
只、ネイクの舌が入ってきただけというのに、それがなんともいえない動きをしてくるのだ。
少し舌を尖らせたかと思うとじっくりとリルネットの舌にぴったりと這わせられ、吸い上げられる。
舌が思いも寄らない動きをしてくる。
なんともいえない感覚が体の中を駆け巡る。電流が走ったような身体中がじんじんとしてくるのだ。 …身体が甘くとかされていく……
このような経験は産まれて初めてである。
トロンとした表情になりネイクを見つめる。
ネイクはリルネットにいつも色々なものを与えてくれる。今回は甘く刺激的な気持ちにさせてくれた。
初めてのことで、リルネットは、ただただ受け身に流されるだけであった。
…が。ここは、何をするのにも努力の人…。、リルネット・ネイビス。優れた才能を持ち莫大な魔力量を持つリルネットだが、リルネットの一番すごい所は、何に対してもひたむきに努力することだった。
そう、今回のディー○キ○に関してもだ。
最初はネイクの足元に及ばくても、何でも一生懸命に学び努力し吸収していく。そして、ネイクをも越していくこともあるのだ。
ネイクが唇をリルネットから離し、暫くじっと見つめあっていたが、リルネットがネイクを引き寄せ先程のように、今回はリルネットがネイクの形のよい唇の中に舌を入れ込む。
時折、チュッと吸ってみたりじっくりと舌を這わせてぴったりと舌の形に舐め上げたり絡み合わせたりした。
先程のディー○キ○を上回るような甘いキッスである。
ネイクは、フルフルと震え顔が赤くなっていた。そして何故だか先程から、リルネットのお尻辺りに硬いものがグリグリと当たっているのだった。
─※ルイジアは、同じ部屋にずっといたのだが、くまゴーレム達と戯れていて骨抜きにされてます。※─くまゴーレム達はネイクの命でうごいてます。
─第5話に熱く続く─
─変態一口メモ─
!!(突然ですが)!!ネイクのお気持ち。
あらゆる神々が全力で取り組んで作り賜うたかのような神々しい姿形のネイク・アルビス。
ここスカノア大帝国の王弟殿下である、そんなネイクからの一言です。どうぞ……
「僕のモノを挿入するのは、勿論結婚してからと考えているよ。
僕のモノ以外のあらゆるモノは、リルネットの中に入れ、リルネットと繋がり一つに溶け込んでいきたいと思っているけどね。」
……はい。ありがとうございました。
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