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依頼

まず、裏社会と聞いて何を思い浮かべるだろうか?

暴力団?マフィア?殺し屋?まぁ、人によるだろう。今、わかりきっていることだが裏社会と聞いていいイメージを持つ者はほぼゼロだろう。犯罪者の家族というだけで周囲から途轍もない視線を集めてしまう、ドラマでよく見ます。その上で諸君らに聞こう。裏社会の人間は青春を謳歌してはいけないのだろうか?この問いにはいろいろな意見がある。故に今すぐ出すのは無理だろう。だからこそ、この物語を見た上で再度同じ質問をしようではないか。ということで始まり始まり

とある研究所ではこの日は悪夢のような日であった。『頼む頼む。見逃してくれ!』と必死に命乞いをする研究者。それもそうだろう。その研究所の廊下には死体と血で埋め尽くされていた。それをしたのは何を隠そうこの研究者に銃口を向ける者。死神と言われる殺し屋の仕業であった。死神は『すまないな、これが俺の生業なんだ』と悲しそうないい。引き金を引く。隠れ家に帰り、仕事着を脱ぎ捨て、洗濯をする。仕事着を洗濯機に入れてスイッチを入れて待っている間。パソコンの画面をみる。そこにはまた依頼のメールが届いていた。俺は『休ませてくれ』と愚痴をこぼす。しかし、そうも言ってられないのがこの界隈だ。良くも悪くも実力主義。故に報酬は危険性に比例するし、完全歩合制で依頼を受けないと生活できない。依頼が舞い込んでくるということはそれだけ信頼されているということになる。ここで俺のキャリアに傷をつけるわけにはいかない。だから、嫌でも受けないといけない。

俺『で、依頼内容は?』とメールを開く。その内容は

依頼内容:神楽坂冬馬の殺害

期  限:一年以内

報  酬:3000万

俺『神楽坂!、神楽坂財閥の会長か。かなりの大物だな。にしても3000万か。一人殺すだけでにしてはかなり破格だな。まぁ、日本有数の財閥の会長だしな、そのぐらいして当然か』と納得した。次に俺は作戦を考えたが、思いつかなかったから、情報屋に聞くことにした。

俺『てことなんだ。なんでもいい、神楽坂について何か情報はないか』

情報屋『かなりの大物だね』とくすくすと笑う。でも続けて、『でもそうだね。僕から言えるのは二つ。かつてその依頼を受けた殺し屋は全員行方不明になっていること。もう一つは神楽坂には高校生の娘がいるということだ。この情報でどうするかは君に任せるよ』といい、路地裏の闇に消えてった。

その後、俺は隠れ家に帰り、作戦を練る。そこにドアが開く音がする。咄嗟に『誰だ!』と身構える。しかし、入ってきたのは俺がよく知る人だった。

俺『なんだ、克真こくまさんか。何用です?』

この人は言うなれば俺の育ての親だ。路頭に迷っていた俺を保護し、育ててくれた。しかし、この人は日本裏社会の伝説と呼ばれるほど、強くこの界隈で生きている凄い人だ。

克真『ああ、かなりの難題をもらったと聞いてな』俺『なんでわかった!。でも、そうなんすよね。どうすればいいのか一切わからない』

克真『高校生になる娘さんがいるのだろう』

俺『はい、そうすけど』と首を傾げた。なぜなら、この依頼でいらない情報と思ったからだ。そんな考えをしていると、とんでもない提案が飛んできた。

克真『なら、お前の高校生として、そいつの娘に接触して、それ経由で殺せばいいだろ』

俺『は?』と俺は困惑した。そして、『いまさらできるわけないだろ!』と怒鳴る。克真は冷静に返す『いやー、でも、お前は17だろ。普通だったら青春を謳歌するところだろ。だからいい機会じゃないか?保護者は俺がする』と誇らしげにいう。

俺『それができないのが俺だ。あんたもわかってるんだろ。俺の"これの"せいで普通はならないことを』

克真『確かにな、お前は"それ"のせいでこの世界にしか来れなかった』と面と向かっていう。それに『だったら』と言葉をさいぎるように『だがな、お前はもう、自分を守る術は持っているはずだ。だから普通になっていいんだ』という顔はなんとも悲しそうにする親の顔だった。その言葉に俺は深いため息をつき、『わかったよ。その作戦で行くよ。でも、殺したら、直ぐに学校なんてやめてやる』

克真『それはお前に任せる』といい。続けて『そうとならば"あいつらにも連絡して、手続きしないと』とウキウキで出ていった。

気分転換作品その2

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