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破壊神様やらかす

「そりゃあまぁ……そうだわな」


 手加減できないなら手加減できるように練習すればよい。


 物を壊すことに関してできないことがあるなど破壊神としてもどうかと思う。


 手加減、そうか手加減か。


 我が目からうろこをポロポロリと落としていると、創造神は突然ひらひらと手を振ってにこやかに笑った。


「じゃあ。出来るようになったら連絡してね!」


「えぇ? 行くのか? 空が明るくなるまで話し相手になってほしいのだが?」


「その顔で言うと破壊力あるけど……ちょっと用事があるから!」


 いくらなんでもここからが大事なところだろうと目を剥いたが、創造神の答えは変わらない。


 無慈悲に言い残して、あっさり創造神との連絡は途絶えた。


「えーあっさりしたもんだなぁ……」


 長い付き合いだからわかる。


 あの創造神、きっと飽きて来たに違いない。


 そう言うやつだったとしばし虚空を見つめていた我だがすぐに気分を切り替えて、本日の寝床を探すことにした。



 

 次の日、天気は快晴。


 特訓日和の早朝に我はさっそく行動を開始した。


「よし大丈夫我ならできるとも!」


 しかし手加減の練習なんてやったことないから、いったいどうすればいいのだろう?


 我は疑問に思ったが、ひとまず使ってみない事には始まらないだろうと言う結論に至った。


 目標は海だ。とりあえず大きい物から始めないと不安だ。


 我は狙いをつけて力を集中する。


 なに、我が破壊神パワーは幾度も世界を崩壊させてきた。


 ちょっと手加減なんてしたことないだけで、やろうと思えばチョチョイのパーだ。


「そう! 破壊の神に不可能などない!」


 開放的な浜辺で我は力の限り叫んでいた。


「破壊神パゥワー!!!」


 その瞬間世界は崩壊した。


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