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第十九話 寝たらいい夢見れそうでした。

「結構な数になったなあ」


俺が後ろを振り返るとボロボロの服ながらやる気に満ちた奴らが付いてきてた。


貧民街の奴らはほとんど連れてきている。相手にとっては数だけ見れば脅威に見えるだろう。

俺達が向かっている盗賊団『金蜂』のアジトは、街からそれなりに離れた森の中にある洞窟だ。

そこを根城にしているらしい。盗賊団の拠点であるはずのアジトには明かりが灯っている。


「どう攻めますか?大勢いるみたいですが」


キンは俺に問いかける。


「俺達の目的は拠点を奪うことだ。中に人がいても問題ない。出せばいい。じゃあ、ちょっと行ってくるわ。お前らは奪った後の事を考えてればいい。ただ、にっくき盗賊共ぶっとばしてスッキリしたいヤツは来い」


そう言って俺は先陣を切りアジトへと入っていった。


「ちょ、ちょっと!」


キンやクレアもそれに続く。後ろから貧民街の仲間もついてくる。


「おらあああああ!アジトよこせやあああ!」


俺は、ミア・メアから覚えた神速の剣技で圧倒していく。手数多くて便利な技だな。


「え、ええ~?」


キンが絶句しているが知らん。とっとと手に入れる。

そうして、俺達は盗賊のアジトへ潜入、間違えた、突入することに成功した。


「お前ら全員死ねえ!【雷槍】!」


俺が魔法で一掃すると、そこにいた盗賊どもは全滅した。やっぱ寝たらどんどん強くなってる気がする。


「は、はは……ほぼ、旦那が一人で壊滅させちまった」

「まだだ。あと奥に二人くらいいる」


俺が行こうとすると、キンが俺の腕を掴み、止めてきた。


「あの、旦那……これ、俺達の出番あります?」


俺は振り返る。キンは困った顔をして俺を見つめていた。


「あるぞ。あるある。こいつら捕まえるとか、もう少し弱らせるとか。あとは、ここをどう使うとかの見学。あとは、締めとか」

「見学……って、締め?」

「……そうそう。じゃあ、俺、行ってくるから。ゆっくり来てくれ」


俺はそう言うと、アジトの奥の部屋に向かう。

そこには豪華な椅子に座った男が2人居た。

1人は髭面の男だ。もう1人も同じく髭面の男で、そいつの膝の上には女が乗せられていた。

双子か、こいつら。にしても……。


女性は裸で、身体のあちこちに切り傷がある。おそらく拷問を受けていたのだろう。

女性の顔は涙でぐしゃぐしゃになっていた。


「貴様、何者だ!」


女を陵辱していた方の髭面、クソ髭面が叫ぶ。貴様って貴族かよ、クソが。


「まず。その女を放せ」


俺は静かに言った。


「断る。こいつは私達の女だ。」

「ふざ、けるな!誰が、あんたらなんかに!」


女は叫んだ。


「うるさいぞメス豚が。黙れ」


クソ髭面がそう言い放つと、女の腹を殴ろうとふりかぶる。


「まあ、やめとけよ」

「はあ!? い、いつの間に!」


俺が腕を掴むと髭面は目を見開いて俺を見てくる。


「まあ、話し合いが通じると思ってなかったし、じゃあ、この女もアジトもいただきまーす」


俺は、女を持ち上げるとクソ髭面を思い切り殴りつけ、そのまま、もう一人の男にぶつけてやった。雷魔法も一緒だから仲良く同じツラしてあばばば言ってる。


「て、てめえ」

「じゃあ、あとは、キンお前らに譲るわ」


俺がそういうと、後ろにいたキン達が一斉に襲いかかった。


「ひい!なんだこいつら!」

「ぎゃああ!」


悲鳴を上げながら次々と殺されていく盗賊達。

此処までクソな事やってたんだ。同情の余地はない。

徹底的に潰された。


「これで、終わりだな」

「お疲れさまです」

「おう」


俺はキンと握手をする。


キンは泣いていた。色んな感情が湧いてきたのだろう。


「旦那……あり、ありがとございました! へへ、今夜は久しぶりにいい夢が見れそうです!」


こうして、俺達は多くの人間に悪夢を見せた悪の巣窟をぶっ潰した。

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