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第零話 寝たら追放されました

ただただ寝たい思いを込めて書いたもう薄々の薄っぺらな物語です。

それでも、お付き合いいただければ幸いです。

薄いので一話毎も短いし、早めに完結もします。

「『黒蝙蝠』隊長、ネズよ! お前をこの国から追放する!」


目の前の小太りのくるくる金髪男が叫んだ。

ああ、違う。この国の第一王子、ユーダケデス王子だ。

めちゃくちゃ愉快そうな目でこっちを見ている。

そのニヤケ面王子の、隣にいる白髪の女騎士が睨みながら前へと進む。


「ネズ、貴方の罪状は理解していますね。仲間殺しをしたのです」


殺してはないらしいけどな。


「今まで、貴方のその凶悪顔に違わぬ、ある時は短絡的に、ある時は傍若無人に、ある時は怒りのままに、とにかく好き勝手暴れる貴方たちの尻拭いを私たちがやってきました!」


そうかなあ。


「しかし! 魔人討伐という大作戦の栄えある一番槍を任されたにも関わらず、魔人は逃がし、その上、仲間殺しという大罪。最早庇いきれるものではなありません」


物は言い様だし、逃がしたかったわけじゃないし、仲間殺してないし、庇ってもらった覚えないし。


「地位は勿論はく奪。貴方の財産等は全て没収させてもらいます。そして、三日以内に国を出なさい! 以上!」


おいおい、ここから三日で国を出るって馬でもギリだ。っていうか、俺財産ないから徒歩なんですけど。いや、しかし、でも……。


「ぶひゃひゃひゃ! みじめだなあ! ネズ! どうだ! 今の気分はどうだ!?」

「やっ……」

「んんんん~? なんだ、声がちいさいぞぉお~?」

「やっ……たああああああ! これで思いっきり寝られるぅううううう!!!!!」


俺は歓喜した。

ようやく、ようやく俺は眠ることが出来るんだ!


お読みくださりありがとうございました。


睡眠大事!

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