21話「戦闘引率」
身内のノリって、こう言う一般公開作品に書きにくいよな。
身内ならでは通じるネタとか楽しいけどカットせざるを得なかったりとか。
あとカズサさんはもともとキドワって名前で参加予定だったんで、ところどころ間違えてる可能性があります。
見つけたら誤字報告にでもお願いします。
その後、2人は武具屋でLv.1の防具を購入し、宿屋でリスポン地点を登録したあと、薬屋でHPポーションを購入。
現在、西大門前。
「まぁMPポーションはいっか。どうしようもなくなってもカンメルがいるし」
「狩りを見守る親か」
「私はそもそも必要ありませんね」
「使うスキルが無いっすからね」
ということで、MPポーションの方は買わなかった。
武器も、最初は初期ので大丈夫って言ったら買わなかった。
近接武器がどうとか知らないから、俺の場合のを言ったけど、どうなんだろ。
その辺考えずに言ったけど、耐久値とかはあるんだろうな。
探索終わったら鍛冶屋に見てもらうよう言っとくか。
とりあえず、2人のレベル上げに、西大門外、道を外れた森のモンスターを狩りに行くことになった。
俺は何か付いて来させられたけど、参加しても微妙なんだよな。
レベル上げとしても、金策としても。
「カンメルは普段どこで狩りしてんの?」
「俺は北門の方だな。レベル10以上のモンスター」
「私たちも早く追いつかないと足手まといですね」
「まぁあまり気にしないでください。こいつには少しくらい気にして欲しいですが」
「んー?女の子2人とゲームできて嬉しくないのかなー?」
「カズササントゲームデキテウレシイナー」
「こっち向きなよカンメル、それっぽく頬染めさせてやんよ?」
「殴って顔真っ赤にしてやるってんだろそれ、怖」
「暴力的なのはいけませんよウラちゃん」
「どこかの浦島太郎みたい呼ぶのやめましょうかカズサさん」
「浦島太郎は草」
「うるさいカン太郎!」
「金太郎みたいに言うのやめろ」
とまぁ騒ぎ出したとこでモンスターが現れた。
何か、巨大化したくるみとかの木の実に顔が付いた、みたいなやつ。
「モンスターだな。物理防御高そうな」
「カンメルのお手並み拝見」
「俺かよ。確かに相性的には俺だろうけど。まずはどっちか試しにやってみろよ特にウラネ」
「固そうなのはちょっとさぁ……。カズサさんどうぞ」
「え、じゃあやってみますね」
「斬属性より打属性の方が効きそうなんけどなぁ……」
前に出て、剣を構えるカズサさん。
そこに突進してくるモンスター。
それを見て、カズサさんは両手で剣を横に構え、ガードする姿勢に。
確かAGIが1って言ってたか。
なら避けるより、迎え撃とうってことかな。
それなりに幅広な両手剣だし、ガードもありか。
「ふっ!」
激突。
そして横に受け流されるモンスター。
別ゲーでガード出来る大剣とか、盾槍タンクとかしてただけあって、ガードやパリィは流石に上手い。
勢いを逸らされ、つんのめるモンスター。
その隙を逃さず、背中?に大振りの切りつけ。
耐えたモンスターに、勢いのまま肩からタックルし、押し倒し、剣を振り下ろした。
「……ふぅ。楽勝ですね。レベルも上がりました」
「わーすごーい(拍手)」
「流石ですカズサさん(拍手)」
「そ、そんなこと無いですよ」
おっとりしてる様に見えて、実は結構動けるからなこの人。
リアルではそんな機会が無いから、知ってる人は少ないけど。
音ゲーの時とかはすごい動きする。
「んじゃ次はウラネな」
「あびゃー」
「ふふっ」
「その腹立つ顔やめんと俺の大魔法が火を噴くぞ」
「それをちょっとモンスターにやって見せてよ。どんなのか気になるし」
「私たちは攻撃魔法なんて持ってませんもんね」
「んーえーしょーがないっすなー」
「ちょろ」
「……【付与魔法:幼化】」
「ぎゃー!?」
唐突に発光を始めるウラネ。
このスキル、客観的に見るのは初めてだな。
そして光から出てきたのは、子供っぽく頭身が低くなったウラネ。
「な、なんだこりゃー!」
「あらあら可愛いですね」
「生意気なクソガキ完成だな」
「何をしたのか白状するだカンメル!」
「スキルで子供にした。ステータスはどんな感じ?」
「ん……?いろいろステータスが1下がってる。1のやつはそのまんまだけど」
「ほーん。なるほどなるほど」
「私にも出来ますか?」
「あ、すんません。このスキル、ゲーム時間で100時間経たないと再使用出来ないんで」
「え、その間これ戻んないの!?」
「いや、効果時間は10分くらいだった気がする」
「面白いスキルもあるのですね〜」
「カズサさんのが一番珍しいと思いますけどね……」
ついでに性転換もステータス検証でやってみようかとも思ったけど、それはまたそのうちステータスが育ってからと言うことにした。
そのうちまたドッキリで使うことにしよう。
そんなことより、つい次戦う予定のウラネを無力化してしまったな。
ステータスだけじゃなく、腕のリーチや体重なんかのステータスじゃ現れない部分で攻撃能力が落ちるのも、このスキルの利点か。
しょうがないから俺が戦うことになった。
「さーてモンスターはどこか」
「あ、あそこ」
「【水雷弾】」
ズドーン。
「終了」
「うわぁ……」
「新装備を出すまでも無いな」
「へー装備作ったんだー」
「あぁ、しかも激レアなアイdeム使ったのだからな。やべーぞ」
「噛んだ」
「いつものことですね」
「ぐはぁ」
「カンメルは、舌を噛んで、死んでしまった……」
「さよなら、さよなら、さよなら(セルフエコー)……」
「ワンモアチャンス」
「富 士 山 の 高 さ 言 え る か な っ?ハイッ!」
「え、三千七百ななんぐべら」
「何でまた殺したの……」
「え、ついです」
とまぁネタを挟んだり雑談したりしながら、2人のレベル上げをした。
「3人もいるとレベル上げの効率も悪いなここ」
「そうなのです?」
「どうせならもうちょい強いとこ行くか」
「北かな?」
「そうそう。北西の崖の上んところとか、北とかの森の中は結構序盤でも良いんだよ、たぶん」
「ほへー」
「ここは練習用みたいなとこだし」
「ですかー」
「パーティ組めば少しくらい強いやつでも行けるだろ。2人、レベルは?」
「3」
「同じく3です」
「適正レベル5からだけど、2人ならいけるだろー。一旦街に帰るから、カズサさんはとりあえずスキルガチャって」
「了解ですサー」
「私は?」
「え、んじゃガチャって」
「了解」
と言うわけで、一旦街へ帰ることに。
気づいたら手持ちがゴーストタイプ統一パになってた作者。
ゴーストタイプ好きなんよ。
あんぱん(ミミ○キュ)、くうぼ(ドラ○ルト)、けんた(ギル○ルド)、りくら(シャ○デラ)、えいこくちゃ(ポッ○デス)、りくさにさん(サニ○ゴ)。
特にマジカル交換で大量に送られてくるドラ○シヤとミミ○キュ……。
ヤミ○ミ欲しいんだけど。