1話「キャラメイク」
アクセスありがとうございます。
初めまして、普段はなろうとは違うところで書いてる白詰蟹缶と言います。
つまり処女作です。
よろしくお願いします。
この作品は息抜きに書き始めたもので、魅せプレイや執筆カロリーの高いものは書いておりません。
激しい戦闘描写、甘酸っぱい恋愛模様、泣けるシリアスな展開など。
そう言ったものは無いので、ご了承の上でお読みください。
6面ダイスを5つ、123賽(1と2と3の目しか無いサイコロ)を3つ転がし、ルーレットのボタンを押す。
ステータス
STR:1
VIT:2
AGI:3
INT:6
DEX:6
LUK:1
TEC:2
MEN:1
スキル
【付与魔法:混乱】
そうすると、こんなパラメータが出た。
基本ステータス。
STRは筋力。物理攻撃力に関与。
VITは耐久。体力、防御力に関与。
AGIは敏捷。知覚速度、行動速度に関与。
INTは知力。魔力、魔法攻撃力に関与。
DEXは器用。生産や遠距離攻撃に関与。
特殊ステータス。
LUKは幸運。運が関わる行為に関与。
TECは技量。生産、戦闘におけるクリティカル率に関与。
MENは精神。状態異常耐性や魔法防御力に関与。
んで、さっきのリストは何かって?
俺のこのゲームにおけるステータスだ。
ゲーム『ランダムストーリー』。
TRPGをイメージして作成されたMMORPGらしく、こんな感じにステータスとかがダイスで決定される。
実は2回振り直して3回のうちどれか好きなステータスを選べるんだけど、面倒だからこのままで良いだろう。
めちゃくちゃダイス運悪かったとしても、いろんな方法でレベル上げができて好きに遊べるらしいし。
と言うわけでステータスは決定。
次にキャラクターの立ち位置。
職業とスタート地点、これまでの経歴をダイスで決める。
職業はステータスとスキルから適性が選ばれるらしいからそうそう事故は無いな。
後から変えることもできるし、気負う必要はない。
コロコローっと。
職業:毒師
スタート地点:港町バスオ
経歴
ペット用餌で飢えをしのぐ
幽霊船の噂を聞く
人ではない何かに助けられる
経歴ひどいな、おい。
最初のやつとか難民かなんかかよ。
スタート時点で、プレイヤーには一定の所持金が用意されてるんだが、経歴で減らされてたりしないよな?
それはそれとして。
このキャラクターの経歴をまとめると。
①貧乏すぎて食べるものも無く、飢えに苦しんでいた。
②幽霊船の噂を聞き、最後の賭けのような感じでお宝求めて港町に来た。
③結局どうにもならず、偶然居合わせた人外にお金を恵んでもらった。
こんな感じか?
ひどいな。
まぁ、経歴はロールプレイ用のステータスだから、気にしなくても良いっちゃ良い。
けどどうせなら生かしたいよな。
と言うわけでキャラクターとしての目的は、幽霊船探しと、助けてくれた人外への恩返し、か。
プレイヤーとしての目的は一応レベルカンスト。
人外への恩返しの方は無理だろうけど、ロールプレイとして探してるていで。
そもそもランダム作成された経歴だから、実際に誰かが助けてくれたわけじゃないし。
恵んでくれた(という設定の)お金も、実際にはプレイヤーなら初期で持ってるやつだし。
ま、こういう無駄な背景を考えるのも、TRPGの楽しみだよな。
けどあんまり考え過ぎてても時間の無駄だし、そろそろゲームを始めようか。
見た目なんかの変更は、髪目色以外特にせず、初期装備はとりあえず杖にする。
INTとDEXが高いし、後衛向きのステータスだからな。
スキルも【付与魔法:混乱】と魔法みたいだし、魔法使いらしく杖で良いだろう。
え、職業?
毒とか知らんなあ、手に入れてから考えよう。
と言うわけで、キャラメイクを終了する。
すると、キャラメイク用のウィンドウが閉じ、代わりに目の前に扉が現れた。
その上にはふきだしで『Welcome to the new world』『はじめから』と表示されている。
次回以降は『つづきから』の扉が用意されてるんだろうか。
今はわからないしいいか。
俺は扉を開け、新しい世界へと足を踏み出した。
御読了、ありがとうございます。
自分みたいな底辺作家は感想を貰い慣れて無いので、返信等はあまり行なっておりません。
ですがちゃんと読ませていただきますので、感想や評価のほど、良ければよろしくお願いします。
似たような質問が多ければ、後書きにて紹介、返信させていただこうかと思ってます。
ですが、システム面に関しては、「こう言うゲームだ」として諦めてください。
このゲームはこのランダム性が売りなんで。
それ以外であれば、スキルや効果の募集、アドバイス等感想にて受け付けてます。
スキルに関しては、改変したり、そもそも出ないこともあるかと思いますが。
今回はこの辺で。
とりあえず一週間ほどは、毎日更新で様子見る予定です。
次回も良ければよろしくお願いします。