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爆縮と体温の機知(8)

ハッピーエンドを考えて

満ち満ち足りておりました

花の香りもあれば

柔らかな笑い声もあり

それは、それは

良い日々を過ごしたのだと

今、想えば

感じることばかりでございます

このように

温かい布団の中で

最後の眠りにつけるのも

あなた様のお力添えが

あってのことと存じます


何かのラストは

これで終わるものだ

ハッピーエンドには

死が付き纏うものだから

ハッピーDeathみたいな

終わり方が

きっと本当の終わりなのだ

「安らかな眠りに」

そこに幸せがあるのだろう

人が死ねば

人はその人を見なくなる

それが終わりなのだ

続きを

気にすることすらないのだから

あったことを忘れそうになる

だから

法事みたいにして

思い出そうとするんだ


精神と肉体の死は

どちらが死なのだろう

精神だけで物語が進むこともある

肉体だけで物語が進むこともある

意思が無くなれば死で

物語が続かなくなるのだろうか

主人公が変われば

物語は終わりなのだろうか

いずれにしろ

主人公の死を見ることが

ハッピーエンドであり

その先を

想像しなくて良いように

終わることなのかもしれない

誰も死なないのであれば

それはハッピーなだけである

ハッピーとエンドが

別々の意味で

作られている言葉になっているのか

それは分からないが


考えれば終わりは無い

それが面白いのであり

早々に結論を出すことは無い

それでは楽しめないからだ

楽しめ始めたら

終わって欲しくなくなる

だとすると

終わりは

曖昧な方が良いのかもしれない

一つの終わりでも

ある意味で

マルチエンディングなのだろう

みんな楽しみたいのだから

きっと

それ以上創作しないという

作者の意思表示があれば

それで良いのかもしれない

そこから先は

自由なのだと思う






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