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LS兵隊戦史第一部「機動連隊」  作者: 異不丸
序章 大日本帝国
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三 欧州大戦


 一九三九年九月一日にドイツ軍がポーランドに侵攻した。九月三日、イギリスとフランスはドイツに宣戦布告し、ここに欧州大戦が勃発した。

 九月一七日にはソ連軍も侵入し、ポーランドは独ソで分割占領された。ソ連は、一一月にフィンランドに侵攻し、領土の一部を割譲させた。翌年六月にはバルト三国に侵攻、八月に併合した。

 ドイツは、一九四〇年四月に北方へ侵攻し、デンマークとノルウェーを占領した。五月には西方侵攻を開始し、オランダ、ルクセンブルク、ベルギー、そして六月にフランスを降伏させた。

 イタリアは、一九四〇年六月にフランスへ宣戦布告して、欧州大戦に参戦した。九月にはリビアからエジプトへ侵攻を開始し、また一〇月にはアルバニアからギリシャへ侵攻した。

 欧州大戦は、北アフリカやバルカン半島まで拡大した。一九四一年四月にユーゴスラビアが独伊軍に降伏、五月末にはギリシャも降伏した。


 一九四一年六月時点で、ドイツを中心とする枢軸軍[AXIS]とイギリスを中心とする連合軍[ALLIES]の構成は次のようであった。

■枢軸軍[AXIS]:

 一九三九年参戦:ドイツ、スロバキア、

 一九四〇年参戦:イタリア、ブルガリア、アルバニア。

■連合軍[ALLIES]:

 一九三九年参戦:ポーランド(降伏)、イギリス、

  オーストラリア、ニュージーランド、フランス(降伏)、

  ネパール、南アフリカ、カナダ、

 一九四〇年参戦:デンマーク(降伏)、ノルウェー(降伏)、

  ルクセンブルク(降伏)、オランダ(降伏)、

  ベルギー(降伏)、ギリシャ(降伏)、

 一九四一年参戦:ユーゴスラビア(降伏)。


 一九四一年六月二二日、独ソ戦が開始されると、枢軸軍にはハンガリー、ルーマニア、フィンランド、クロアチアが新たに加わった。ソ連は連合国に加わることになる。八月二五日、英ソ両軍は中立国イランに進駐し、占領下に置いて、対ソ軍事援助の陸路を確保した。一方、ドイツ軍は一二月になってもモスクワを落とせず、枢軸軍は前線で年を越した。


 一九四二年に入ると米国の対英、対ソ支援が本格化し、枢軸軍は不利になるかと思われた。

 しかし、ドイツ海軍は三月と四月の北極海での海戦で英海軍に痛撃を与え、対ソ支援海路を遮断することに成功した。また、地中海ではイタリア海軍が全力出撃して英海軍に勝利、マルタ島は枢軸軍に占領された。

 地中海の勝利は北アフリカでの勝利につながる。五月、独伊軍はリビア全土を回復した。


 一九四二年六月、ついに米国はドイツに宣戦布告し、連合国として参戦した。その直後、独伊仏三ヶ国は北アフリカでの油田発見を声明した。そして、ドイツ軍の対ソ夏季攻勢、グラウ作戦が開始された。







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