表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
LS兵隊戦史第一部「機動連隊」  作者: 異不丸
表紙
1/45

表紙


挿絵(By みてみん)


 陸軍百式輸送機は満朝国境を越え、朝鮮に入った。同じ満洲帝国内とはいえ安心は出来ない。叛乱が起きたのはその朝鮮領内なのだ。むしろ、敵地に入ったと思うべきだろう。機長は、所定の高度を維持しようと操縦把を握った拳に力を込める。

 発動機が換装された愛機は、しかし、機体下面に追加装甲を施したために鈍重となっていた。低空侵入、強行着陸は輸送機の本来任務だろうかと疑わないでもないが、もう遅い。敵には小銃しかないのだと思い込むしかない。

 その時、衝撃を受け機体が揺れた。機長は変針を図る。傾いた機体の窓から地上が見えた。発砲炎らしき光点が見える。近い。対空銃架に載せた重機関銃は高射機関銃そのものだ。高度計がおかしいのか。田辺機長は汗をかいていた。










評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ