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プロローグ


はじめまして。

目標は完結ということで

頑張るのでよろしくお願いします!

高2の夏休みが明け、夏休み明け最初の登校日に俺、星野聖夜はトラックにひかれ、死んだ。






◇◇◇

少し時間は遡り。






夏休み明けの久しぶりの学校で少し早めに目が覚めてしまった。

小学生かよ、と苦笑しながら頬をかく。

まあいつもより早く行くのもわるくないと思いつつ家族で朝ご飯を食べる。

うちはどこにでもある俺と両親の三人家族だ。

二人とも俺を不自由なく育ててくれている。感謝感謝。

さて、そろそろ家を出るかな。


「いってらっしゃい。遅くなるならメールするのよ。」


「わかってるって、いってきます


母さんが微笑みながら言ってくる。

母さんは誰にでも好かれるような性格だ。

俺の自慢だ。言っておくがマザコンではない。

もう一度言う。マザコンではない。

父さんは無口で厳しいけど時々見せる優しさは反則だと思う。

でもひそかに尊敬している。

ちなみに俺は黒髪黒目で身長は174cmと若干高いかな?って感じの高さだ。

顔は友達曰わく中の上とそこそこの評価である。

こうみえても小2のころからテニスをやっていて、インターハイに出たこともあるんだぜ?

だから胴体視力と瞬発力は抜群だし、体つきもなかなかいい。らしい。


と、まあ頭の中で我が家の自己紹介をしてると前の方でおばさん逹3人が話しているのが見えた。


「おはようございます。」


「あら、おはよう。」


挨拶は大事だよな。無視はいけない。

とか考えてるとおばさんの脇にいた小学生1年生くらいの女の子が反対側の歩道にいる友達らしき女の子を見つけたらしく道路を突っ切ろうと駆けだしてしまった。


危な────


ブーーーーーーッ!


クラクション!?まずい!


女の子は反対車線で立ちすくんでしまっていた。

幸いこちら側には車は通っていない。

俺は考えるよりも早く走り出していた。


女の子とトラックの距離、約4m。


女の子と俺の距離、約1m。


「間に合えええええええ!」


よし、女の子を突き飛ばした!

無事であってく──────


ドンッ!


…ああ、ひかれたのか…。なんだ…これ…。いてぇ…。

お腹ん中がかき回されてるみたいだ…。

…女の子は平気か?首を回して見てみる。

尻餅をついてる。そうだよな、普通恐いよな…。


「…もう…お母さんを…、悲しま…せ…んなよ。」


「……あ………ぁ……」


上手く言えたかわからない。なるべく笑ってたつもりだけど自分でも顔がひきつってるのが分かる。


参ったな…。

眠いわ…。さっきまで寝てたのに…。これから友達に会うの楽しみだったじゃないか、ちくしょう…。


母さんになんて言えばいいのさ……メール、そうだメール送ろう。今日は遅くなるから、そう、遅いだけ…。





◇◇◇





病院に運ばれた青年の遺体には携帯電話が握られてたそうな。



TO:母さん


SUB:


TEXT:

ごめんありが

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