リストカットシンドローム
私は貴方に恋している。
貴方からみたら私は暗くてとても可愛い子になんか見えないんだろう。
ずっと想っていましたよ?
貴方が気づくまでずっと。
貴方に出会い私のすべてが変わりました。
貴方はブラウン管の中。
私はつまらない糞ばかりのこの世界。
生きる世界は違くとも
貴方を思うこの気持ちは誰にも負けませんよ?
貴方が唄う世界はこんなつまらない毎日とは違う輝く白い世界。
貴方と私だけの世界。
あぁなんて悲しく美しい世界。
大人に見放され、裏切られた私が唯一存在理由を見つけられる場所。
それが貴方が唄う世界なのです。
どうしたら貴方にこの思いが届きますか?
手首の傷もだいぶ増えました。
痛く辛く深く…
貴方に溺れてゆく
深く辛く深く…
貴方に乱れてゆく
夜の自慰行為
貴方の為の行為
あぁ悲しくも美しい貴方の為の行為なのです。
貴方を見てると胸が痛みます。
貴方を愛しいと思う自分がいるのです。
薔薇薔薇のこの世界で私が繋がっていられるのは貴方が唄うから。
薔薇薔薇のこの思いを私が繋いでいられるのは貴方の世界にいたいから。
只それだけなのです。
手首から流れる血ももう見飽きました。
汚い血はもういらないのです
何度も唄う貴方の世界
私は貴方の世界にいて良いんですか?
こんな汚い私に貴方は
愛を唄う
貴方の為に唄った純恋歌
私が唄った純恋歌
貴方に届く日はこない。
わかってました
わからない
わかってました
諦めてた
わかってました
だってすべて妄想〈ウソ〉で
すべて架空の貴方なんだから
来々私はまた一人
手首の傷数えながら
妄想〈ウソ〉のこの世界に
一人だけ…