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侵食

今、日本でもっとも・・いや世界で一番有名なPCゲーム「NewWorld」。

まずなぜ、たかがゲームがここまで有名になったのかは・・あれ・・・なんだっけ?

まぁいいや、詳しい事は忘れたけどたしか、世界中のゲーム会社が共同開発したもので。

どのスペックのPCでも遊べるという所ととりあえずいろいろ豪華な所が売りらしいぜ!

中2から高2のいままで続けてるけど楽しいんだな、これが!


まあ、んなことよりこの限定イベントをクリアしなくちゃな。

クラスの奴らと競争しながら来たけど・・・俺が一番みたいだな!

さて「謎の巻物」を取ってクリア確認メールを待つだけだぜ。

・・んっ!あの無駄に派手な魔法使いは・・。

やっぱりっ!茜じゃん。

「なっ!なんでっ!蓮、あんたの方が早いのよっ!」

はっはっは!残念だったな!俺が一番乗りだぜ。

「ぬぅ~!!なんかズルしたんじゃないのっ」

してねーよ!

まったくこいつはちいさい時からこうだ。

幼稚園の頃からの仲らしいが、正直覚えちゃいないぜ。

家が近いし親同士が仲良いからか知らないけど、何かと一緒に遊んでたな。

気が付いたら小・中・高と一緒に過ごしてたぜ。

まあ見た目は確かに可愛いし一緒にいて楽しいし・・・・・。

・・・だがしかし人生そんなに甘くないぜ。

神はなんちゃらを与えん、とは良く言ったもので茜は外面はいいのだが。

性格が女の子らしくないというか何というか。

凶暴な弟をもった気分だ・・・おお、神よ我を救いたまえ。

「ほらっ!一人でブツブツ言ってないで、メール着たわよ。」

うわっ!竜巻起こすなっ、マイクがあるんだから言えば判る・・・。

俺がこいつの愚痴を神に懺悔している間にメールが届いていた

さて、なにが貰えるのかな。


イベント達成おめでとうございます。


ラッキーな貴方にはなんと!!!

レアアイテムと「謎の巻物」を交換します

明日の正午に興戸町から出るバスにお乗り

ください。

ではお待ちしております。

    

form「New.World」運営委員会


へ~、リアルで受け渡すのか。

珍しいな、じゃあ明日一緒に行こうぜ茜!

「えっ!な、な、なんでアンタと一緒に、いっ、行かないといけないのよ」

いや、別に嫌なら一人で行くぜ!

んじゃまた明日な!

「ちょっ、ちょっとまちなさ・・・・


「蓮」はログアウトしました。


あれ、茜なんか言ったかな?

まあ明日会うんだしいいか!

もう23時か、そろそろ寝・・ピーンポーン・・るぜ?

こんな時間に誰だよ・・・

ピーンポーン・・

ったく、母さん何やってん・・!

ちっっ・・そーいや夫婦二人で旅行だぜ。

しゃーない出るか、めんどくさいが家には俺しか居ないみたいだ。

俺が出来る一番迷惑そうな顔をしながら玄関を開けた。


がちゃっ

正直、思考が5秒止まった・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・あ・か・ね・?

何してんだ?こんな時間に?

「あ、アンタが勝手に抜けるから話の途中だったのに・・・」

いや、それなら今は携帯という便利な・・・・・

まぁいいや、立ち話もなんだからとりあえず入れよ?

「なっっっっ!ま、まあいいわ。静恵さんは?」

人の親を名前で呼ぶなよ・・・。

おまえらは友達かよ・・

あの人たちなら仲良く旅行行ったぜ。

「えっっ!私の親も旅行行ったわよ。」

なっ!じゃあ間違いなく一緒だな。

一言ぐらい言ってから行けよ、まったく!

あ!ならどうせ明日行くんだから泊まってけば?

「な、な、な、何、い、い、い、言ってんのよ\\\」

何照れてんだこいつは、小学校の時よくきてたじゃん。

「しょ、しょ、小学校とは違うでしょ、もう・・・」

そっか嫌ならしょうが「い、嫌じゃないわよ\\\」ない・・・

どっちなんだよ・・・はぁ・・眠たい。

「う、う、うるさい!!さっさと泊めなさい!!!」

・・・・はいはい。



よし寝るか。

「あっ、電気消してよ」

おう、分かった

ぽちっ

「おやすみ~」

はい、おやす・・・・・み・・・・?


っっっっなんでだよ!!!!

下に布団敷いてやっただろ!!

なんでベッドにいるんだよ!!!

「だって下寒いもん」

~~~~~~・・・・・・・・・

・・・分かったよ、もう眠い。

あんま引っ付くなよ。

「しょ、しょうがないでしょ、せ、せまいんだから\\\」

はぁ、あんま引っ付くと襲っちゃうぜ!

・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・「れ、れ、蓮!!!な、な、何言ってんのよ\\\親が居ないからって、そんな・・・\\\」

ははっ!やっぱ馬鹿だな、ブツブツ言ってる茜の声を聞きながら深い睡魔に身を委ねた・・・

す~す~す~す~す~・・・・・

・・・・・・・・・・・・



起きてよ、起きなさい!」

んだよ・・もう時間かよ?

うっすらと開けた目に目覚まし時計が目に入った、その針は10時ちょうどを示していた。

ああ、10時か・・約束の時間の2時間前に起こすとは、一人だったらこの時間には起きないな。

まぁ、なんだかんだ言ってアイツも女の子らしいじゃん。

茜に感心しながら目を開けた・・・・・

えっ!なっ・・目の前には俺の顔面に着陸予定の何者かの・・いや茜の足が・・・

ぐあっっっ!ヤバイ、確実に鼻が逝ったぜ・・・

誰だ、アイツが女の子らしいなんて言ったのは間違いなく茜はお・と・こ・だ。

「やっと、起きたわね!あら、どうしたの顔の中央から赤い液体が出てるわよ、ふふっ」

・・前言を全力で悔いている俺に天使の様に微笑みながら腕を組み勝ち誇っていた。

お前のせいだ!お前のぉ!・・ん!なんでエプロンなんか着てんだ?

「一応、泊めてもらったから朝ご飯を作ってあげたの!悪いの\\\]

朝ご飯というには微妙な時間だが、それでさっきのライダーキックはチャラにしてやるよ。

自分の寛大な心に感動しながら、服を着替え、階下におりた。

・・・・リビングのテーブルに並べられた料理をみて正直参った。


茜の料理は店を出せるじゃないんかと思うぐらい美味い。

それにしてもなんか・・今日はメチャクチャ豪華じゃないか!

「でしょ、久々に本気出したわ!どう?おいしい?」

喋るのがもったいないくらい美味いので、親指を立て突き出しといた。

「と、とうぜんよ!!私が作ったんだからね!!!」

飯を食べてから他愛もない雑談をしてる間にあっつーまに11時じゃんさて行くか茜!!

「うんっ!遅刻しないようにしないとね。」


俺らは余裕をもって規定のバス停に着いた。

まぁ、正確には茜の家によって服選びに20分近く掛かったのには、少し焦ったが・・・

まぁ、興戸町は隣町だから自転車で10分かからない所で、市内では一番大きい町だ。

バス停には俺たちが来る前から一人の女の人がきていた。

この人もプレイヤーなんだろうか?

それにしても、綺麗な人だなぁ!茜のような可愛いらしさではなくて、大人の女と言う感じだ。

20代ぐらいで、目つきは鋭くちょっと厳しそうな感じだな、髪が長くもう少しで腰まで届きそうだ!

茜は、いつもポニーテールにしてるから判りずらいけど、長いほうなのだがあの人には敵わんな。

ちらっと茜を見たらどこかを見ていた。

どうしたんだ?

「いや、あの男の人凄いなぁと思ってさ。」

茜の視線の先には・・・・うっ!

確かに凄い・・な・・。

髪は鋼のような銀色をモヒカンにして、タバコを咥えている・・。

怖い人を絵に描いたような人だぜ・・・。

そんな事を考えている間に、小型なマイクロバスが来た、えらく小さいな。

と言うか人数これだけなのか?

あのイベントは別に難しくなかったし他にクリアしたとしても、なにもおかしくない。

なにか、条件があったのかもしれないがそんなの聞いてないぜ!

まぁ悩んでも仕方ないしとりあえずバスに俺と茜は乗り込んだ、後の二人もその後に乗ってきた。

女の人が俺たちの前の席に座り、怖そうな男が一番後ろの席に座った。

なぁ茜、なんか人少なくないか?

「たしかにね、難易度を考えるとおかしいよね!」

たしか、メールには「ラッキーな貴方」とあったから何かに当たったからか?

そんな、話をしていると急に前の席の女の人が振り向いた、

「あの、話の途中にすまないがなにも詳しい事を聞かされず来たんだが

 バスはこれであっているかな?」

!!!


失礼だけど、女の人とは思えない喋り口調に驚いた!

まぁ俺たちも何も聞かされていないし答えれるのはたぶんあっていると、しか答えられないのだが・・

「はい!だと思いますよ、お姉さんもプレイヤーですか?」

俺が答える前に茜に答えられた。

「ああ、私は氷崎 玲加(ひょうざきれいか)。君たちとおなじプレイヤーだ。

 あまりバスや電車には乗らないからね、少し不安でね」

レイカさんか、独特な口調には驚いたが見た目ほどキツイ性格の人じゃなさそうだ。

「わたしは、風原 茜(かざはらあかね)です!よろしく

 そしてこっちのが馬鹿真っ最中!!十六夜 蓮(いざよいれん)です」

おい、俺は物か!

夜中の胡散臭い通販みたいな説明すなっ!!

「くくっ、君たちは面白いな。仲が良さそうで!」

細い目をさらに細め、さも楽しそうに笑った。

そんなにたのしいのか、俺にはちょっと理解できんな!!

「さあ、着いたみたいだぞ、行こうか」

三人で雑談してる内に着いたみたいだ。

アナウンスぐらい流せばいいのに、まぁ良いか!

先に俺、茜、レイカさんが降り、続いて男が降りた。

男の人は寝ていたらしく眠そうに目をこすりながらあるいていた。

降りた場所は街とは少し離れたとこに建てられた俺たちの通う高校より少し小さい建物の前だった。

「なんでこんな所に呼ばれたのかしら。」

「私も街のビルにいくものだと思っていたから、まさかこんな田舎町に連れてこられるとはね。」

くくっ、と笑うとレイカさんは建物に入ろうと歩きだした。

よし、いくぞ茜!早いトコ、レアアイテム貰って帰るぞ。

「ええ、そうね、行きましょう」

後ろの大股2歩ぐらいの所を男はめんどくさそうに着いて来ていた。

レイカさんがインターホンをならす。

例の死人の歩く洋館の扉の様な音をたて扉が開いた・

中からゾンビが飛び出して・・・

なんてことはなく、扉からはいかにも科学者ですと言わんばかりのおじさんが出てきた。

そして建物の中を怪しげなおじさんに付いて歩くと無人の大広間に通された。

なかにはマッサージ椅子のような物が4台あって、壁には大きなモニターが着いていた。

「では、皆さん椅子におかけください」

よく、意図が掴めぬまま椅子にすわった、途端に壁のモニターに

「NewWorld」のロゴが映し出され、音声が流れ始めた。

「ようこそ、皆さんは今回わが社が開発した新商品をいち早く

 体験できる権利を獲得しました。おめでとうございます」

新商品?そんな物聞いたこと無いな、でもラッキーだぜ!

最新作がただで出来るなんて。

「このゲームはNewWorldのゲーム性を引き継ぎ、更にプレイヤー自身を

 ゲームの世界に転送してプレイする物です」

「くくっ、それは凄いな!」

「楽しそうだね蓮!!」

確かに楽しそうだ!

そんな事が出来るようになったのかすごいな!!

「でわ、椅子に付いている機械を説明どうりにお付けください」

俺たちはおじさんの指示に従い、身に着けていった。

「では、つけ終わったら手元のスイッチを押して起動して下さい

 起動後、一分でゲームが始まります」

「いってらしゃいませ」

よし、ぽちっとな!

茜、あっちでもお前にまけないぜ!!

「望むところよ!ふふっ、玲加さんもよろしく!」

「くくっ、お手柔らかに頼むよ」

あっちでわどんな姿なんだろう、とか考えてると急に猛烈な眠気がきt・・・・・・・


                               To be continued










































初めて書いた物なので「はぁ~」とかおもうかもしれませんが

悪いところなど教えてもらえればさいわいです!!


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