安くはない涙
ポイントクレクレをしたら、読者様がポイントをたくさんくれました!ありがとうございます!
これからもよろしくお願いします(意味深)。
ありがたいことに、私は美少女の彼女らしい。傷心中の男にすり寄ってくる女には悪女しかいないと聞くが、私なら大丈夫だろう。自慢じゃないが、甲斐性もないし、満足させられるようなモノを持っていないとも言われている。どんな悪女でも、というか女性全般を引き留められる気がしない。
「そうか....。それで、今日は別れ話をしに来たんだな」
「ち、ち、違うわよ!なんでそうなるの!?」
慌てる彼女を見て、そういえば名前も知らなかったなと申し訳ない気持ちになる。きっと長い付き合いなのに。あれ?というか、私も二股をかけてたってことになるのではないか、これ。明らかな被害者だったから調子乗っても許されたのに、この件が発覚してしまえば........
クラスメイトにボコボコにされるのは構わないが、自分の中に一片の非の存在も許すことはできない。
少し前のめりになって、私は訊く。
「これほど失礼な質問はないと思う。だが、これは、私の命よりも大事なことに関わっているんだ、許してほしい。我々はいつから付き合っていたんだ?頼む。これだけ聞いたら、貴女の前からすぐにでも去ろう」
深々と頭を下げる私を見て、彼女はなぜか、呆れた表情になる。
「あんた、本当変わったよね。前はなんていうか、あの女のこと以外どうでもいい、みたいな感じだったのにさ。今はちゃんと、自分のことに必死になってる」
「たしかにそうかもしれないが、今はそんなことどうでもいいんだ!お願いだから、質問に答えてほしい」
すると彼女は再び頬を染めて、睨みつけるようにして私を見る。やはり怒ったのだろう。こういうタイプは意外と繊細だし、記念日的なことは大事にしているのだと思う。
こちらがあまりにも申し訳なさそうな表情をしていたのが、彼女の神経を逆撫でしたのか、怒りのあまり、彼女は肩を震わせる。
「そう、だよな。今更申し訳ないと思ったって、どうにもできない。これじゃあ私も、あの忌々しい連中と同じじゃないか。悪かった。二股をしていた事実は変わらないが、せめて償いのために、私は学校を辞めるよ」
「.....ないでよ」
「うん?」
「勝手に全部決めつけないでよ!」
彼女は目に涙を浮かべながら、その整った顔を歪めて、怒りを表現する。躊躇なく大声を出して、真っすぐな気持ちを相手にぶつける。
綺麗だな、と時も場も相応しくないが心から思った。
「私は別に、あんたと付き合ってない!たしかに、ちょっと言い間違えちゃったけど.....でもそんぐらい、いくら前まであんたがボーっとしてたからって、分かるでしょ!私は....私は、これからあんたと付き合うの!だからね...せっかくあんたは自分のために生きれるようになったのに、そんなに簡単に退学なんて言わないでよ.....」
本格的に泣き出してしまった彼女をどうすればいいのか分からないが、自分が早とちりしていたことは分かった。
勘違いさせるような彼女の失言も悪いとはいえ、そこにある誠実さに対して正直に答えなければ、私は私を許せない。
「貴女の話はよく分かった。私が勘違いしていたようだ、すまない。それと、心配してくれたのは分かるが、私は別に、貴女のために退学すると言ったわけではない。私自身の名誉のために、恥ずべきことの責任をとろうとしただけだ」
「これが、気を遣ってるんじゃなくて本心からなんだから、何か浅ましいよね」
......より正確に情報を伝えてくれたことはありがたいが、そこまで言うことはないと思うのだが、水瀬さんよ。
それを分かっているからだろう。彼の顔には満面の笑みが広がっている。
複雑な気持ちで、友人なのかどうかよく分からない奴を見つめていると
「本当に...本当に良かった。やっと、自分を大切にしてくれるようになった...」
よく分からないが、彼女の涙の勢いが増していた。困ったことに、対処法が何一つ浮かばないので、とりあえず、落ち着くのを待つことにした。
....その隙に、水瀬は何処かに消えた。なぜこういうところでは気遣いができるのか、不思議で仕方ない。
クソさくしゃ「うっわ~い!ポイントが増えたぞ~」
どくしゃ「これで満足?じゃ、ブクマ解除して、評価も消しときますね」
クソさくしゃ「うえ~ん。ポイントもっとクレクレよ~」
どくしゃ「あんた、何様のつもり?うちらがポイントあげないと生きていけないくせに、偉そうにしてんじゃねえよ!」
クソさくしゃ「ぐっへ~ん。ポイントクレクレっていけないことなの~?」
神作家「はwポイントクレクレしないとポイント稼げないとがざっこwてめぇの作品が面白くねぇからじゃねw」
クソさくしゃ「(僕はポイントクレクレするべきなのかな?でも、もっと読者様に甘えたいよ~)」
三日三晩見た夢です。




