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偽物勇者  作者: 白米
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高一の厨二病患った引きこもりのはずが勇者と勘違いされて召喚されたようので、勇者になることにした男の物語

「……は?」

俺は自分が置かれた状況を理解できず、間抜けな声をだす。

「だーかーらーあなたは!僕が異世界から召喚した!!勇者様なのです⭐︎」

6歳くらいの水色のショートカット少女が目をらんらんとし、言う。

???

「いや、違うが。」

俺は司 真司(引きこもりだったので全く高校にいってなかったが一応高一と言っておこう。)

6月25日。まあまあいい高校にいけたのに全く馴染めず(理由は主に中1から患っていた厨二病のせい)引きこもりとなり約1カ月。どーしても家から出なければいけない理由(推しキャラの声優のトークイベントが近くであった。応募したらどうゆうわけかあたった。)ができバス停でバスを待っていたらこうゆう状況だ。


と、よくあるラノベ風に自己紹介&現状に至るまでの説明をしておこう。

「……ですか?!」

すまん。少女に何か聞かれたっぽいが全く聞いてなかったのでテキトーに返事しておこう。

「あ、はい。」

「やっぱりそうですよね⭐︎もー嘘ばっかりつかないでくださいよー!」

???……まて、やばいことをしてしまったきがする。


「ようこそ。勇者様。」


そう言って少女は笑った。






























いやまてまてー!まだ終わるなー!予想は的中してしまったようだ。どうやら少女は、あなたは勇者様ですか?的なことを聞き、おれは、はいと答えたらしい。

いますぐにでも本当のことを言ったらまだ間に合うかもしれない。

「いや、あの、本当はだな…」

「勇者さま………?」

少女の目にみるみるうちに涙が溜まっていく。

まてまてまて…泣くな泣くな。

いや、しかしたとえ泣かせることになっても否定しなければ。

否定しろ、否定しろ、

……


しかし俺の口から出てきたのは、

「いや、なんでもない。俺が勇者だ。」

という言葉だった。

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