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ArTIfiCiaL InTellIgeNcE: ArMY  作者: 花咲。
Unusual Artificial Intelligence First
2/2

ロボット巡査

 ここは東京。大学だったり、アニメだったり、アイドルだったりと色々ある場所。もちろんロボットだってある。犯罪もね。




 2022年1月30日、事件が起きた。内容はビルの10階から自殺。理由は当時いじめられており、検察とロボットによる正確な判断の上の結果は、やはり「いじめられていたから」だそうだ。ロボットによる正確な捜査の上のため、誰も異論は無かった。





 2022年2月1日、いじめグループの特定のため検察は再び動く。「いじめグループは学校の元友達だった」という。

 その学校に行ってみると、そのいじめグループの全員は皆、全く異なる方法で殺されていたり、いなくなったりしたという。殺人は、見ただけで殺人だ。と、分かる方法で。

 いじめグループの1人目は、生徒が自殺した場所で、頭に注射針のようなものを刺した後があり、毒を打った。というわけでもなく、死因は大量出血だった。遺体の近くは血で汚れていた訳ではない。が、遺体の上、高さでいうとビルの4階あたりに血が付いていた。

 つまり、穴を開けた後何らかの形で強い圧力をかけ、上に血をつける。という事だ。ロボットは感情を読めないため、検察のみの判断となったが、犯人は、「いじめグループに強い執着心を持っている」、「愉快犯である」という情報を公開。マスメディアが取り上げたが、誰1人として他意見を出さなかった。ロボットが人間と同等、それ以上の判断力を持っている今、専門家は存在しなかった。だから異論が無かったのかもしれない。

 いじめグループの2人目は、1人目の家の上にあるアンテナに刺さり、死んでいた。ロボットの判断は不審死だ。ロボットの判断は絶対。と思われているためもちろん異論は無かった。

 いじめグループの三人目は、遺体が無かった、まだ生きている可能性も有るが、電話は通じない。友達と一緒に帰っていたそうだが

「父さんの会社を見て行く」

 と言い出したため、2人は別れたそうだ。つまり行方不明だ。

 このように、いじめグループの人間は、全員違う方法で会えなくなっている。事件性がないかというと、ロボットは「事件性は無い」と判断しているため、捜査は最低限で済まされることとなった。

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