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ArTIfiCiaL InTellIgeNcE: ArMY  作者: 花咲。
Unusual Artificial Intelligence First
1/2

人工知能は誰の為に。

  20XX年、科学は異様な進歩を遂げた。


 車は自動で動き…授業なんか家でも受けれる。まあ、引きこもりの「アイツ」にとっては変わらないか。

 突然だが、科学が驚異的進歩を遂げたのはここ1、2年だ。他の奴らはなぁーんにも気づいちゃいねえが、こんな風に科学が進歩するなんておかしいんだよ。ありえないんだよ。

 …まあ他の奴らが気づいてないの、俺がやったからなんだけどな。

 今はどんな世界か。はっきり言ってロボットだ、前にも人工知能とか言ってReSiとかがあったけど、あんな子供のおもちゃとは違う。これは人間を超えている、知能、運動能力、人間に劣るものなんて何もない。なんでロボットこんなものを作ったかって?それよりもどうやって作ったかが気にならねえか?まあ後々わかるだろうけどな。

 一つ言っておくとなんで作ったか。それはいじめをなくすためだ、人間は強そうだが、精神を生き物のピラミットで表すなら一番下。数が多いだけの脆い生き物。だからいじめる。これは人間全員に言えることだ。

 例えば君の前に銃があったとする。びっくりするか面白く思うかは人それぞれだろう、だが見つけたことを1人だけの秘密にできる人は何人居るだろうか。ほとんどの人間は友達や家族、メディアに伝えようとする。理由は様々だが、ほとんどの人間は「1人だけ」ができない。そういう生き物だから。

 話を戻すと、要は同じ人間なんだから、いじめているグループじゃない奴が注意してもやめないってわけだ。かと言ってライオンだったらどうだ、恐怖は与えられるが、「いじめ」=「恐怖」とはならない。一時的なものだ。

 それに対してロボットはどうだ?自分で考え、行動する。つまり人間と同じ。だが一つ違う点がある。それは感情が存在しないことだ。だからいじめがなくなると思った。あのいじめられた引きこもりの「アイツ」のために。





 それなのに、それなのに。それなのに。

 せっかく作ったロボットが企業に盗まれた。そしてそこの会社が世界で初。生活が可能なロボットを世間に公開した。

 ちがう。ちがうちがうちがう!俺がしたかったのは、アイツを、アイツを…

 だから俺は決めたんだ。今の人間が使おうと思っているのとは違う用途でロボットを作り直し、俺の世界を作るってな。





 まあ、そんなわけだ、他の奴が知らないのは当たり前。逆に気づかれるとこの計画が台無しになる。1代目よりもはるかに出来のいい物を。

「1代目とは違う用途で。」

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