異世界転移?えっ、面倒臭いのだが……。プロローグ
プロローグ 1
ざわざわ、がやがや
ああ、今日もクラスは騒がしい、せっかく、昼御飯を食べて、いい気分で寝れると思ったのに、いつもこうだ。
「・・・・うるさい。」
しかし、私の呟きはクラスのざわつきによって、かき消されてしまう。はぁ…やはり、ここでは私が安らかに眠れはしないか…。
まぁ、私は例えどんな状態でもこの眠気には抗うことができない。さぁ、夢の世界へゴー「ちょといいかな?」ォ・・・?
「天橋さん、君も僕たちと一緒に話さないかい?」
げっ!また、おまえか!やめろ!お前の取り巻きの女子共が睨んでいるんだよ!
「・・・・別にいい。」
「っそ、そうか・・・。」
この寝る瞬間一秒前な私に話しかけてきたのは、勇崎悠真 どこぞの主人公になりそうなヤツだ。で、その主人公(笑)の回りに群がる、五人の女共は、
夕霧舞花 普段はほんわかしているヤツだが自分の気に入らないことがあると笑っていない微笑みを浮かべる。
有栖川桜 つり目で性格は悪い、しかし、主人公(笑)は気付いてもいないだろう。
北岸雫 一言で言えばサムライガール、どうして主人公(笑)のハーレムの一員になっているのか不思議だ。
如月優菜、見た目はロリィだ、本当に私と同い年なのかこいつは、可愛い見た目だが睨まれると精神的に辛くなる。
天城院由衣、いわゆる、お嬢様ってヤツだ、性格は有栖川と似たり寄ったりだ、悪役令嬢を思い浮かべればいいだろう・・・うん?お前は誰だって?
私は天橋朱里、クラスの連中からは前髪が長めの地味系黒髪女子と思われているが本当は金髪である、しかも顔は10人が見れば10人がきれいと思う顔立ちらしい(正直、家族が可愛いと言っているがよく分からない)
しかも、我が天橋家は古くから続く古武術の名門だ、剣術、薙刀、体術、暗殺術、最近になってガンカタなどを小さいときから体に叩き込まれて、女子にあるまじき戦闘力を私は得ている。
ちなみに金髪なのは母親がアメリカ人だからだ。