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魔女と怪盗と探偵 ~JOKER&WITCE~  作者: 永皿 輝多朗
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第五幕「魔女と怪盗」



 お嬢様の皇魔無すめらぎまなは15歳の女子中学生だ。


 車いす生活は慣れたようだ。俺は不甲斐ない。こんな女子一人のために俺は奮闘していたのだから。


 何故に俺に怪盗をさせるのか。


 豪華なというかこじんまりしたティータイムに最適なお茶の部屋洋風のな感じの部屋に通された。


 先ほどのメイドさんもいた。


 どうやら自己紹介がまだのようだ。


「初めまして……俺の名前は指場紫電さしばしでんと申します」


「ふふっ可愛い子ね私は優河岬静音ゆうがみさきしずねと言うのよ先ほどは緊張させたようね」


「静音! こんな奴に自己紹介をする必要はないわ……」


「なんでだよ……魔無まなだっけ……マナは何か俺に言いたいことがあるけるのか?」


 しばしの無言……絶望でも感じているのかマナは俺に怪盗を迫っているかのごとく回答をするように強要した。


「あなたはなぜ私に協力を頼んでいるのかわからないの……!?」


 魔無は無限の呼吸でもしているかのごときに呼吸音が乱れる。


 絶と肺を痛めているのか……呼吸が苦しそうだ。


「大丈夫か……魔無……苦しそうだぞ」


「余計なお世話よ紫電」


 魔無は体以外にも心が弱いのか……ときおり頭を押さえて、嫌々する。


 それでも狂わない、「あの恐怖に勝たないとダメなの……駄目なの……だめ…………!!」


 すると周りの物が浮き始める。


 ESPの類か……超能力なのか?


 どうやら違うようだ。


「魔力の暴走です」


 静音さんのよると、魔力の暴走により潜在魔法が無意識で発動してしまうらしい。


「私は魔女よ」


 魔無から聞かされた衝撃の一言がそれだ。


 皇家は古くから魔法使いの家系らしい。


 そんな中で魔女の力に目覚めたのがというか生まれつきの宿命らしい。


 そんな彼女の特異な魔法は想像魔法だ。


 想像することにより魔法を発動して展開する。


 流星のごとく天から降り注ぐ光の柱を想像すれば光の柱が降り注ぐ。


 雨じゃなくて飴が落ちてくると願うと本当にどこかで飴が降ってくるなど……限りない。


 魔女とはこの世の理に縛られない最強の最高の宿命を背負った職業だが職業であって職業でない。


 最初からなりたくてこの職業を選択したわけではない。


 生まれついての才能だからなるようになれだ。







 閑話休題



 落ち着いたのか潜在魔法の浮遊魔法が落ち着いた。


 食器やガラスの陶芸品が狂ったように踊りだす様に震えて弾け飛んだのだ。


 俺は驚かないわけにはいかなかった。だがそれでもこのお嬢様の皇魔無のことが気になり始めた。


 だって……それでもこのお嬢様は俺に使命をくれた。


 俺の退屈な日常に火を吹かせてくれた。


 だからなのか……それでもこの魔無のために俺は…………俺は……命を賭けてみたいと思えた。


「あなたの答えを聞かせて欲しいの紫電……? お願い」


「俺はお前の執事をする!!!」


「はっ…………? えっもう一回言って…………聞こえなかったわ? 紫電」


「俺はお前の執事を……する!!!!!!!!!!!!!」


「わかったわ今日から住み込みの見習い執事として雇ってあげるわ」



 というわけで俺は今日からお屋敷の住み込みの見習い執事として仕事が始まるのであった。


 掃除はここをこうやって……料理に炊事に洗濯に…………やることが多すぎる。


 俺は今日から始まった執事生活が意外にも大変なことに苦言していた。


 まあなるようになるだと思いけるな……まあなんとかしようかな。


 魔女と怪盗もとい執事とメイドとの間に巻き起こる生活が何をもたらすのか……?




 

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