表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ちび蛍と妖精王  作者: 愛と紀子
2/5

初めての友達

「ともだち?」


 綺麗な緑の眼が、ちび蛍を見つめました。

 ちび蛍はどきどきしました。


「わからない。ともだち、とは何だ?」


「ボクと仲良くしてくれるひとです」


「どんなふうに?」


 ちび蛍は考えました。どんなふうな友達が欲しいか。

 でも、よくわかりません。今まで、友達なんていなかったんですから。

 ひとりぼっちだったから。

 だから、ちび蛍は簡単に答えました。


「ボクと一緒にいてくれるひと」


 すると、そのひとは言いました。


「わかった。では、私とともだちになろう」


 細く、白い手がちび蛍に伸ばされました。


「私は妖精王。この森を護る王」


「ボクはちび蛍。ちっちゃいからちび蛍」


 ちび蛍は、妖精王の手にとまりました。

 妖精王の手はあったかくて、旅の疲れがすぐに消えてしまいました。

 ちび蛍は喜びました。

 生まれて初めて、ちび蛍は友達ができたのです。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ