小さな希望
無名です
一回消えた上に投稿したと思ってブラウザ消したら投稿できてなかった
ってオチで若干荒いです
[協力するっていってもさ]
「うん?」
リーンライトの町のなかゆったりと歩きながらそんな会話をはじめる
[俺だって一般人(?)だし何かできることある?]
「私だって一般人だけど・・・? とりあえず護衛とかかな」
軽口をたたきながら歩く 仲がいい証拠かなって思う
[にしてもやっぱり目的地とかないのかよ(’’]
「んー 目的地はないけどやっぱりスキルを使えるようにしたいかな」
[そうだな 通常攻撃しかできないんだろ]
「うん・・・この辺なら通常攻撃でも十分なんだけどねえなにせ移動が面倒」
[それ本音だろ;]
「うん」
スキルには
攻撃スキル 補助スキル 移動スキルの 3種類がある
私が言ってるのはその中の移動スキルのことだ
さっきみたいにあんなに広い森を歩いて移動してたんじゃ時間がかかる。
それにネアルは盗賊。つまりは動きが速い
私につき合わせたらかわいそうだしね
ちなみに魔法使いにはテレポートだとか空飛んだり・・・なんてのがある
[とりあえずさ スキルが使えない理由考えてみよう]
「うん」
まぁ、正論だ。ずっと杖を振り回していてもきりがない
まわりからはおかしな目でみられるし・・・
なぜなら
それなりの美男美女
※リアルがどうかは黙っておいて課金ができてセンスがあればだれでも美人にはなれる
しかもリーンライトにいることが珍しい高レベが
スキル使えるようにしたいだの使えない理由を考えようだの
そりゃぁもうわけがわからないだろうなー
そんなことを考えて二人で苦笑いして
リーンライトのすぐ東にあるグライノ湖へと移動した
グライノ湖はリーンライトに次いで人が多い場所
景色がきれいなうえに ベンチやら花やらのどかな雰囲気が見て取れた
まさに「ここでおしゃべりしてください」と運営がいってるみたいだった
そこにあるベンチに二人で腰掛ける
[俺がスキルを出すときは登録してあるキーを押すよなぁ]
「私だって前までそうだったわよ
今じゃキーなんてどこにも見えないけど」
[武器は・・・あるよね]
「もちろんよ」
ツキを自分のひざの上に乗っけて見せツキの毛並みをなぞるように撫でる
[スキルが振ってないとかは?]
「少なくとも私がこっちに入る前までは振ってあったよ」
スキルはレベルが上がっても取得しなければ使えない。
スキルを振るとはそのことを指すのだ
すこし沈黙が出る。ネタがつきたかな?って思ってネアルを覗き込む
とほぼ同時に顔を上げるものだからびっくり
[もしかしてさ MPないとか?]
「盲点」
でもこっちにきてからスキルを使った覚えはないしなぁ
MPっていうのは
マジックポイント マジックパワー マナポイント とか言われるんだけど
要するにスキルを使うのに必要な数値
なければそれこそ通常攻撃しかできない
[ものは試しだね]
ネアルが私にMP回復薬を渡そうとするのを制する
それくらい自分で持ってるもの
ゲームといったら定番の四次元ポケットとでもいおうか
アイテム欄はあるもののかばんなんかどこにもなくて でも今は重さを感じる
私の記憶が正しければドロップしたごつい装備をアイテム欄に入れた気がする。
うーん道理で重いわけだ
私は見えないかばんから手探りでMP回復薬を取り出すと、ぺろっと舐めてみた。
「うっ・・・」
顔をしかめる
[どうした?]
今度は逆にネアルが私を覗き込む
「すごく・・・」
[おおきいでs(ryごめんなんでもない]
「違うわ! すっごくまずいよこれ!!」
さっきなめたぶんをぺっぺと吐き出す
よくこんなものがぶがぶ飲みながら狩りができたものだ
[とりあえず我慢して一瓶でも飲めない?]
もう一度MP回復薬の瓶をみる 青緑っぽい液体。
つばをごくり、と飲み込むと意を決して飲み干した
「ぷはーっ」
[まずい、もう一杯!]
「つっこむ元気がまるごとそがれた感じかな」
[マジか・・・ごめん」
ボケたのに謝ってどうするんだよ
それ元ネタわかんない人にはキャラ崩壊にしか見えないって
と心の中でだけつっこんで・・・
[じゃぁ何かスキル使ってみてよ]
ネアルがそういう。
私はよしっと杖を握り直すと立ち上がる。
ツキも少し身構えた
MPを回復したことで使えるようになればいいんだけど・・・
希望を抱いて私は杖をふりかざした―――
琥珀が変な「」[]設定つくるからわけわからん
あれ、心なしか変なところでおわっちゃったなぁ・・・?^^
これで魔法使えるかどうかはユキさんにまかせるよ?^^2828