残った痛み
無名です 一周したね♪
そしてすっごくねむいのです
ユキさんの話のツキちゃんかわゆいよー
ひゅぅー・・・
森の中を風がふきぬける
う゛ぅぅー ぐるるるる....と 獣たちのうなり声がきこえる
今の私は通常攻撃しかできない
でも記憶ではこのモンスターは初心者用のレベルの低いモンスター
―――ならば通常攻撃で十分だ―――
HPだって十分ある。痛くもかゆくもないはず!大丈夫。安心して私!
――ぶんっ
音を立てて見えない杖が空をきる
と同時にツキが飛び出す
ぐがぁぁああぁぁぁ・・・
たったの一撃でホワイトモンキーががくん、と地面に倒れ消える。
「よし!やっぱり一撃で倒れるみたいね!」
と、安堵の息をつく そのまま順調に2体、3体、と倒した
{リリアのクエスト ホワイトモンキー3/10討伐完了}
ぽんっとテロップがでる。思わず「ふふっ♪」と笑った
そのとき
ガッ・・・!!
「くっ....」
背後からの痛みが走る
新しく出てきたホワイトモンキーだ
ぽんっとでてきたテロップのHPが赤く点滅してほんのちょっと
1ミリぐらいだけけずれる
―――――なんなんだ...これは...っ
確かにHPは減ってない...だけどっ...――――
「すーっごっくいたい!!」
「背中がじんじんするよぉぉ・・・><」
ツキが「きゅぅー?」っと首をかしげる
「ええい!許さないよ」
さっきのホワイトモンキーにめがけてぶんっと杖をふる
ツキが突進する ホワイトモンキーが倒れる
またツキが突進する またホワイトモンキーが倒れる
{リリアのクエスト ホワイトモンキー10/10討伐完了}
テロップが表示された
「ふぅ~」
おつかれさま、とツキの頭をぽんぽんっとなでる
「ホワイトモンキーを10体倒すだけのクエストなのにこんなに疲れるなんて」
「しかも背中がいたいッ!」
「お疲れさまNoaFrost!これでこの森も少しおちついて.....」
あんまり聞いてなかった。 だって痛いんだもの。
報酬としてちょっとだけお金をもらった。
正直いらないかなーって思う。
「うん!じゃぁ行こうか?リリア」
「おうっ」
また森の中を二人と一匹で歩き出した。
どれくらい歩いただろうか?
ところどころかわいらしい動物が目に付き
きゃっきゃと騒ぎながら歩いたりした
「おおー」
目の前は開けて草原が広がっていた
見覚えのある風景だ。
ウィスプ森林とリーンライトの間にあるMAPとちょうど風景がかさなった
リーンライトに近づいてきた証拠だった
「うーん リリア!もうちょっとだね」
「ああ。お疲れさん」
草原をざっざっと音をたてて歩いていくとすぐに家が見えてきた。
人々の声もきこえる 間違いない、リーンライトだ。
うーんっとのびをして空気をめいいっぱい吸い込んだ。きもちいい。
なにより疲れていたから空気がおいしいのだろう
「ありがとねリリア」
「おうよ!何か困ったことあったら言えよ?」
「うんっ」
リリアに挨拶をつげるとリーンライトの町へと飛び込んだ
ここに...私の友達がいるのかな...
確信はない...が、それに賭けるしかなかった
うーにゅーぅー
すーっごく痛い!じゃなくて眠いー><
こはっくん次ふぁいとなのです!




