森林をくぐり
ユキカゴです。
まさか…うん、名無さんや…それはどういうムチャブリなんだい?
とりあえず、3回投稿ミスりました。
森の中を案内しているリリアの後ろに、私がいて、森林の中をどんどん進んでいく。
NPCだけあってか、的確なルートを順々に進んでいる。
…流石は、コンピュータって言った所だ。
「ねぇ、リーンライトまであとどれくらいなの?」
「おかしな事を聞くな…あと…ぐらいだ」
その発言と同時に、メニューが開く。
突然自分の前に現れたテロップに驚いて、こけてしまう。
リリアは、「!」と言ったような顔をしていた。
「あはは…、びっくりして、こけちゃった…何々…ああ、MAPか~」
ついつい、何もかもが新鮮に思えてしまう。
例えば、SE一つでも敏感に反応してしまう。
いつも聞いているはずなのに…おかしいな。
開いたテロップを見ると、そこには現在地点であるウィスプ森林から、リーンライトまでの距離が書かれていた。
案外わかりやすい。というか、いつも見て判断していたわけだが。
こう見ると、MAPやディスプレイで見るよりも、見やすかった。
「ふむふむ…なるほど…」
ツキが、こちらを見る。
小柄でふさふさした毛並を見ると、
抱きしめたくなるぐらいの愛らしさだった。
薄暗く、森の木々の合間から入る微量の日差しが、少し眩しく感じていたのだろうか。
目をこすり、こちらへ近づいてくる。
「ツキ、おいで」
私は、手を伸ばし、ツキを肩に乗せる。
ツキは少し嬉しそうに、トントンッと腕を上ってくる。
リリアは、止まることなく進んでいく。
少しぐらいは待ってくれてもいいのに…と、思うけれど人でないわけだし仕方ないかぁ。
私は、急ぎ足でリリアに追いつこうする。
すると、妙な気配を感じて振り向いた。
…来た道の方から何か近づいてきているのが感じ取れた。
ツキも気が付いたのか、威嚇をし始めた。
でもね、ツキ…私の肩で爪を伸ばすと痛いから、やめてね?
{クエスト受諾:ホワイトモンキー10体の退治}
「え…?え、えええええ!」
なんで!?なんで!?了承なんてしてないのに!リリアのクエストが受注の確認をしていなかったから…?妙に多い。
「10体…どうやって戦うのかしら…」
「では、お願いするぜ、NoaFrost」
リリアは、こちらにそういうと、何事もなかったかのように、そこに止まった。
って、一緒に戦ってよね!
まあ、そんな嘆き…NPCには届かないか。
後ろへ近づいてきた影を見ると…。
体中が白い毛、赤い目に長い腕…。そして、腰の曲がった胴体を見る限り、やはりホワイトモンキーだ。
見れば3体いる…。
最大5体同時に出るから、2体注意して戦わないとね…。
私は、気を引き締めた。
いやぁ…うん。中途半端な…www
わっかんねぇ!次の人頼む!www