裏を分かち合う者
無名です
あうー 今度は合唱コンクールで喉が壊れちゃいました><
今声が出ない状況です・・・
リリア再びー♪
ぐわん、と世界がゆがむような感じがする
なんだか酔っちゃいそう。
意識がはっきりとして地に足が着く感覚がする。
あたりをきょろきょろと見渡すと、そこはウィスプ森林の中央。
―――神霊樹―――
少し前に来たときとは全く変わらず、さまざまな色の「翠」が輝いている
隣を確認するとネアルと目があう
視線に気づくとにこ、と微笑してくれた。
「どうする?」
[んー とりあえず異変が確認できてるのはリリアとウィル長老だよね?]
「うん」
[じゃ。まぁとりあえずリリアから会ってみようか]
「わかった!」
こうやって次のことをぱっぱっとまとめてくれるとすっごく助かった。
私が画面内、ネアルが画面外にいたとしても
普段の仲は一切変わらない。 長い付き合いとしてそういった息はばっちり。
神霊樹の中は空洞でウィル長老の居る。施設としては本の倉庫のようになっていた
そこにいるのは比較的位の高い妖精、精霊たち。
そしてその神霊樹をぐるりと取り囲むようにして
自然をそのままいかしたツリーハウスが並んでいた
ツリーハウスにははしごや階段がかかっておらず、それぞれに魔方陣が描かれていた
「リリア」というNPCは動かない゛はず゛であった
神霊樹の周りにあるツリーハウスに住む妖精の一人。
だが、思い返せば現にリリアはウィル森林の中にいて、
リーンライトまで出てくることができていた
もしレノンが言っていたようにNTPだとしたら・・・
全てつじつまがあうだろう
[のあ。]
もしかしてウィル長老がリリアをリーンライトまでの案内に使わせたのは
リリアしか動けなかったから?
[のあ?]
ってことは・・・ウィル長老はリリアがNTPってことをしっていたってこと?
もしかしたら他にもNTPがいるのかもしれない。
これは情報が重宝しそ[のあ!]
「ふぇ!? あ、あぁは、はい!?」
[どうしたの?のあ もうついたよ?」
ネアルがくすくす、と笑みを零しながら覗き込む。
考え込むあまりに耳に入っていなかった。
ネアルの言葉をきいて無意識に下げていた目線をあげると
そこはリリアの家の前だった。
「え、えと・・・ネアル」
[はいはい]
それだけで私の言いたいことが伝わったみたいだ。
ネアルは、優雅にゆったりと扉の前に立つ
画面の外から操作してるとはいえ、
中に居るNPC「リリア」が意思をもつプレイヤーだとしたら
やはり緊張するのだろうか
私が不安気に見ていると ネアルは ふー と息を一つ漏らし、
とんとん
と扉をたたいた。
少し間をおいて はい、と少し前に聞いた声がし、
ガチャリ―――
と鍵の開く音がして中からリリアが出てきた。
彼女は少し目を丸くしたあと
[くると思ってた。 入って]
と、相変わらずの口調で私達をなんなりと招き入れてくれた。
こじんまりとした部屋にある小さな4人掛けのテーブルに3人で腰掛ける
―――くると思ってた。――――
その言葉は、ある意味私が待ってた言葉なのかもしれない
ネアルと目を合わせる ネアルは少し頷いて見せた
私達が落ち着いたのを確認するとリリアは口を開いた
[もう分かっているだろうけど、 俺はリリアだけどリリアじゃない。
元はといえばプレイヤーだよ。]
その言葉に軽くつばを飲んだ
うーん・・・あんまり進んでないんだけど許してください><
うがい100回して休みます・・・;;




